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【ASJJF】「DUMAU INTERNATIONAL 2021」色帯レポート

昨年はコロナ禍のために延期となり、例年は5月のGW中の開催から11月の延期しての開催となったが、ASJJF主催大会の中でも最大規模の大会の1つだけに開催が中止ではなく延期で途切れずによかったと思う。

そんなドゥマウインターナショナル、これまでは愛知県の青山記念武道館の開催が恒例だったが、今年は静岡県湖西市の湖西アメニティプラザで2日間に渡っての開催となった。

初日にノーギとアダルトのギが行われて、2日目はキッズとマスターの試合という振り分けだったが、アダルトでは黒帯の試合はなく茶帯もオープン以外はワンマッチ決勝のみという少なさ。

さすがに紫帯と青帯はそれなりの人数のトーナメントが組まれてはいたが、盛況だったマスターカテゴリーに比べるとアダルトの試合数の少なさは残念だった。

いま柔術はMMAでの柔術家の活躍もあって新たに柔術を始める人たちが増えているので、来年のドゥマウインターナショナルにはアダルトの試合数の充実を期待したいところだ。

今回はドゥマウインターナショナルのアダルトの紫帯と茶帯の試合をレポートする。

会場の湖西アメニティプラザ。
この会場のメインアリーナに3面を設置して大会が開催された。

アダルト茶帯ルースター決勝戦
堤宏太(Team Polvox)
vs
オスカー・フェルナンド(カーロストヨタ)
普段はなかなか自身のウエイトカテゴリーで試合ができないと嘆く堤だが、今大会ではルースターで試合が成立。ガードに引き込んだ堤がオスカーから腕十字を極め、0:54 一本勝ちで優勝。

 

アダルト茶帯ライト決勝戦
瀬谷俊彦(トラスト柔術アカデミー)
vs
ハリー・ハヤシ(セキタニ柔術アカデミー)
茶帯の階級別はすべてワンマッチ決勝戦だった。ライト級は瀬谷vsハリーの顔合わせで瀬谷が三角絞めを極め、5:41 一本勝ちで優勝を果たす。

 

アダルト茶帯ミディアムヘビー決勝戦
マテウス・ヒロトミ(Impacto Japan BJJ)
vs
井伊聖二(トライフォースroots)
本来はマスター5の年齢の井伊が果敢にもアダルトにエントリー、強豪のマテウスに挑んだが0:37 絞めで一本負けを喫した。だがこのガッツは称賛されるだろう。

 

アダルト茶帯オープンクラス決勝戦
マテウス・ヒロトミ(Impacto Japan BJJ)
vs
瀬谷俊彦(トラスト柔術アカデミー)
無差別決勝はライト優勝・瀬谷vsミディアムヘビー優勝・マテウスのチャンピオン対決。この試合は激戦となり瀬谷がマテウスの足首を極めかける健闘ぶりも一歩及ばず11-8でマテウス勝利。

この試合は大会初日のベストマッチ。凄まじい攻防でお互いの極めが交錯する好勝負だった。この試合動画はASJJFのオフィシャルYouTubeにアップされているので、ぜひチェックして欲しい。
■動画はコチラから!

 

アダルト紫帯ライト決勝戦
山下健士(Jiu-Jitsu GYM Trinity)
vs
内山拓真(ボンサイ)
この階級にはMMAで活躍中のボンサイファイター、内山が参戦も1回戦から苦戦続きでなんとか決勝進出も、昨年のSJJJF全日本王者・山下に19-0で完敗を喫す。

 

アダルト紫帯ウルトラヘビー決勝戦
田中大成(IGLOO)
vs
マルケス・フランクス(モリニエール・マーシャルアーツ)
東京に居を移し、IGLOOに移籍した田中は最重量階級・ウルトラヘビーのワンマッチ決勝戦でマルケスからテイクダウンを奪って4-2で勝利もスイープされる場面もあり盤石とはいえない試合内容。

 

アダルト紫帯オープンクラス決勝戦
田中大成(IGLOO)
vs
山下健士(Jiu-Jitsu GYM Trinity)
トップの田中とガードの山下という両者の持ち味ががっちりかみ合ったこの対戦は山下のスイープが炸裂も田中のトップキープ力が突出しており7-2で田中が勝利で優勝、Wゴールド獲得。

 

アダルト紫帯オープンクラス表彰台
優 勝 田中大成(IGLOO)
準優勝 山下健士(Jiu-Jitsu GYM Trinity)
3 位 ロバート・ヤマシタ(米海軍佐世保基地)

Photo and text by 橋本欽也/Kinya Hashimoto

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