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【JBJJF】修斗杯柔術選手権2024 大阪試合レポート② | マスター２～３紫・茶帯

2024年12月8日（日）、大阪府にあるAsueアリーナ大阪武道場で、柔術の祭典「修斗杯柔術選手権2024大阪」が開催された。本大会は、柔術ファンにとって一年を締めくくる重要なイベントの一つだ。

競技は道着部門とノーギ部門に分かれ、アダルトカテゴリーからマスター5までの幅広い年齢層の選手が熱戦を繰り広げた。会場には、各カテゴリーの精鋭たちが集い、白熱した試合が次々と展開された。

大会当日は、曇り空から時折晴れ間がのぞく冬の寒空。気温は10度を下回る冷え込みとなったが、選手たちの闘志はその寒さを吹き飛ばすほどの熱気に包まれていた。技の攻防が繰り返されるたびに、観客席からは大きな歓声が上がり、試合を見守る人々も寒さを忘れてその瞬間に夢中になった。

本大会は、柔術の技術向上を目指す選手たちの交流の場としても重要な役割を果たしており、参加者同士のリスペクトが感じられる瞬間が多く見られた。この日、Asueアリーナ大阪で生まれたドラマは、選手たちの柔術人生に深く刻まれることだろう。

今年の大会も大盛況のうちに幕を閉じた。次回の修斗杯柔術選手権では、どのような新たな戦いが繰り広げられるのか、今から楽しみだ。

マスター2紫帯フェザー級
〇田中淳 (伊東柔術)
vs
×德田春樹 (Carpe Diem芦屋)
残り時間3分となったところで、徳田がスイープで2点を奪うが、その直後スクランブル状態から田中が徳田を三角絞めの体勢にとらえる。逃れようとバランスを崩した徳田の腕を取り、田中がアームロックを極め切った。

マスター2紫帯ミディアムヘビー級
〇幸良英治 (ブロウズ)
vs
×永江秀一 (アクシス柔術アカデミー)
ディープハーフの形で引き込んだ永江に対し、パスガードを決めて幸良が先制する。ハーフの形に戻してスイープで2点を返した永江だったが、わずかにおよばず、幸良が勝利を果たした。

マスター2茶帯フェザー級
〇佐藤丈典 (Carpe Diem芦屋)
vs
×中務雄太 (ブロウズ)
ルーチ1ずつで迎えた中盤、佐藤がスイープで2点を先制すると、中務がパスガードを決めて逆転する。対する佐藤は残りわずか13秒で再度スイープに成功、4-3でシーソーゲームを制した。

マスター3紫帯ライトフェザー級
〇羽賀博昭 (GROUND CORE)
vs
×蔵野友宏 (パラエストラ天満)
ボトムから攻める蔵野に対し、パスガードまで至らなかった羽賀だったが、中盤から試合が動く。パスガードの仕掛けからニーオンベリー、パスガードへもっていった羽賀が、5点を奪い、そのまま勝利をおさめた。

マスター3紫帯フェザー級
〇村田浩一 (ラグナロク柔術)
vs
×笠岡晃 (M3A FIT)
長い手足を生かして、ボトムから攻める村田。中盤以降クローズドガードから攻め手を作ろうとする。残り1分で三角絞めの体勢に笠岡を入れて極めを狙う。極めには至らなかったが、アドバンテージを得た村田が勝利をおさめた。

マスター3茶帯ライトフェザー級
〇迫慶太 (CARPE DIEM)
vs
×野上基幸 (トライフォース柔術アカデミー)
序盤からボトムに入り、攻め手を作ろうとする野上と、しつこくパスガードを狙う迫。お互いポイントには至らぬものの、アドバンテージを二つずつ得て最終版を迎える。最後までポイントを奪おうとする両者だったが、スコアレスのまま試合終了となる。序盤で野上にルーチが入っており、このルーチが勝敗を分ける結果となった。