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【SPECIAL INTERVIEW】2025 IBJJF ブラジレイロ優勝!西林浩平選手 PATO STUDIO

ブラジレイロで日本人として初めて黒帯王者に輝いた、PATO STUDIOの総大将・西林浩平選手に、その快挙の裏側や想いをじっくり語ってもらいました!


JIUJITSU NAVI(以下、NAVI):第11回全日本ブラジリアン柔術オープントーナメント、特別インタビューでございます。今年のブラジレイロ、マスター4ライトフェザー級優勝で凱旋帰国されました、パトスタジオの西林浩平選手です。お疲れ様です。おめでとうございます。
西林浩平氏(以下、西林氏):ありがとうございます。
NAVI:まず、ブラジレイロに出場するというのはどういう経緯だったんですか?
西林氏:結構IBJJFのグランドスラムといわれる大きい大会、ヨーロピアン、ブラジレイロ、ワールドマスターというところに最近出ていて、希望としてはやはり全部出たいというのがあって、誘ってくれるうち(パトスタジオ)の岩崎さんという人がいるんですけど、それで行こうということになって、それがきっかけでヨーロピアを今年取って、(中村)大輔と一緒に取って、そこで本気で考えまして、ブラジレイロも行っておかないとなっていう。ブラジルは結構なかなか遠かったりするので、(出場することに)なかなか踏み出せなかったんですけど、今まで。でもちょっと(ブラジレイロは)他とは違うという雰囲気を味わいたかったというのもあって、そこで行こうという話になりました。
NAVI:実際ブラジルに渡航されたのって何回目ですか?
西林氏:えっと、柔術では初めてです。僕は実は大学の卒業旅行で一回行ったことがあるんです。ただ、それは全く柔術とは関係なくて。行ったのは実際には2回目なんですけど。
NAVI:柔術を始めて、黒帯になって、道場を立ち上げて、その期間中に柔術でブラジルに行くということは一回もなかったんですね。
西林氏:ないですね。
NAVI:それで、先ほど出た岩崎さんのお話とかの流れの中で、ブラジレイロも参加するということになったわけですね。ちなみにいかがでしたか、会場の盛り上がりなどは。
西林氏:いやー、ちょっと他のグラウンドスラムとはまた違ってすごい雰囲気でしたね。みんなが盛り上がってて、あと会場も独特な感じで。やっぱり暑くて空気もなかなか通ってないような雰囲気があって。昔の練馬の灼熱の体育館のような感じっていうのは聞いてたんですよ。古い人間しか知らない。実際そこまでじゃなかったんですけど、そういう独特の雰囲気があって、いろんな面ですごい大会だった。僕らが出たのはマスターだけの日程なんですけど、そこでも盛り上がりがすごくて。それぞれのチームで自分たちの選手を大声で応援して、そういう雰囲気がずっと続いてるっていう感じでした。
NAVI:何試合やられたんですか?
西林氏:僕は3試合です。シードがあったんで2回戦目から出場して3試合ですね。
NAVI:なるほど。結構大きな山(トーナメント)だったんですね。
西林氏:そうですね。わりと。大輔は5回とか勝たなくちゃいけなかったんですけど。僕の(トーナメント)は10何人いてという感じですね。
NAVI:マスター4の黒帯のライトフェザーでそのくらいの人数がいるんですね。
西林氏:いますね。大体グランドスラムはそれくらいいますね。
NAVI:いかがでしたか、現地の選手のイメージとしては。ブラジレイロってやはり他の大会よりも隠れた強豪がいるみたいなイメージがあるんですけど。それはいかがでしたか?
西林氏:そうですね。初戦からノーシードというか、IBJJFのポイントを持ってない選手と当たることになるんですけども、そこから本当に強くて、情報も全くないような相手なんですけど、やったら本当に強くて、結構初戦から危ない場面が続いて。やっぱり違うなって感じがしました。
NAVI:決勝まで戦い抜いて、決勝戦はいかがでしたか?
西林氏:そうですね。準決勝がちょっと結構山になるとは思っていて、昨年のブラジレイロチャンピオンで。結構研究もしてたんですけど。その通り強くて。最後の10秒くらいでアドバン取って、終了と同時にアドバン取って、勝った。そこが結構かなり山だったんですけど。決勝も実際アドバン差だったんですけど。ダブルガードから上を取って、相手にアドバンを取られて、最後に僕がバスのアドバンスを取って勝つっていう、かなりしんどい試合だったんですけど。自分としては最後攻めきれてアドバン取って勝てたんで、内容としてはかなり良かったというか、攻めきった上での勝ちだったんで。決勝はそれですごい満足のいく内容でした。
NAVI:これからまた西林さんとか中村大輔さんのおかげで、俺もブラジレイロ行ってみたいとかっていう人がもしかしたら増える可能性がたぶんにあると思います。
西林氏:そうなったら嬉しいですね。
NAVI:(読者に向けて)もしブラジレイロ出るんだったら、『ブラジレイロ、試合に出る対策』というか、対戦相手の対策とかじゃなくて。そこまで行くにはどうしたらとか、これはというブラジレイロ対策があったら教えてください。
西林氏:そうですね。僕は正直ブラジレイロだからといって特別な準備をしたわけではなくて、常日頃の準備の一つとして行ったんですね。そんなに気負わなかったっていうのも良かったと思うんですけど。海外の試合っていうところでいうと、試合前の何日間かを試合に向けて集中してコンディションづくりをするっていうことをしっかりやんなきゃいけないので、そこを準備しておいた方がいいですね。
NAVI:大会前と大会後で結局何日間くらい滞在したんですか?
西林氏:大会前が3日くらいで、大会後は2日くらいですね。大会前にしっかり調整して、試合に臨むっていうスタイルを最近はやってて。試合前の練習をどうするか。どっか出稽古行ってやるっていうことになるんですけど、そこをしっかり前もってどういう風にするっていうのを考えておいた方がいいと思います。
NAVI:ありがとうございました。IBJJFの4大大会となると、ヨーロピアン、ブラジレイロ、ワールドマスター、アジアンとありますが、今後の試合のご予定は?
西林氏:アジアです。
NAVI:じゃあアジアでも活躍を期待しております。ありがとうございました。パトスタジオ西林浩平選手でした。ありがとうございました。

JIU-JITSU NAVI | 柔術ナビ
@jiujitsunavi

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