2025年3月16日(日)、今年初の九州開催となる「福岡国際柔術選手権2025」が、福岡市総合体育館(照葉積水ハウスアリーナ)の武道場にて開催された。
全国各地から遠征組を含め、多くの選手が集結し、熱気に包まれた大会となった。
本大会では、アダルトからマスター6までの幅広い年齢カテゴリーで、各世代の選手たちが技を競い合った。
今回は韓国人選手の参加が目立ち、韓国勢ならではの力強い試合運びが観客の注目を集めた。
首都圏からだけでなく、韓国からの遠征組も多く、国際色豊かな大会となった。
一般入場・観戦が可能な大会であり、数多くの観客も駆けつけて応援の声を上げていた。
アダルト紫帯ライトフェザー級
〇Geongi Hong (Bon Jiu-Jitsu)
vs
×鈴木瑛騎 (CARPE DIEM SENDAI)
取ったら取り返すシーソーゲームとなった本戦、鈴木がスイープで2点を先制すると、すかさずHongもスイープで2点を返す。残り1分を切ったところでもスイープしたHongに残り15秒で鈴木が追いつく。最初のダブルガードでアドバンテージを得ていたHongが薄氷の勝利をおさめた。
アダルト紫帯フェザー級
〇山崎航太郎 (BOHEMIANS)
vs
×高宮諒 (DESTINY JIU-JITSU)
山崎がボトムから攻める展開。クローズガードを起点に高宮を攻め続ける。一方の高宮もパスガードを狙って動き続ける。拮抗した力のぶつかり合いはスコアレスのままタイムアップとなったが、レフェリー判定で山崎の勝利となった。
マスター2紫帯ライトフェザー級
〇西畠大悟 (パラエストラ北九州)
vs
×林田英治 (TATORU)
最初のダブルガードの攻防でアドバンテージを得た西畠、アドバンテージ分のリードのまま後半を迎える。ボトムから攻める林田に対して、パスガードを仕掛けた高畠にさらなるアドバンテージが加わる。終了間際に林田もアドバンテージを得るが、アドバンテージ1差で西畠が勝利をおさめた。
マスター2紫帯ライト級
〇堀越良一 (CARPE DIEM KURUME)
vs
×柴田将拡 (パラエストラ北九州)
中盤まで立ち技の応酬でルーチがそれぞれに入る。残り1分半となったところで、柴田が巴投げでスイープし、2点を先制する。残り14秒で立ち技で膠着する柴田に3つめのルーチが入り、同点に。ルーチで堀越にはアドバンテージも入っており、この差で堀越が勝利をおさめた。
マスター3紫帯フェザー級
〇守田淳 (パラエストラ北九州)
vs
×渡邉高志 (パラエストラ福岡イデDOJO)
序盤、スイープで2点を先制した守田、中盤にもスパイダーガードからスイープを決めて加点する。一方の渡邉も残り10秒でスイープを決めて2点を返すが、ここまでとなり、4-2で守田が勝利をおさめた。
マスター3紫帯ミドル級
〇永江秀一 (アクシス柔術アカデミー)
vs
×宮田知典 (DESTINY JIU-JITSU)
永江がハーフガードで組み付くと、宮田は足をほどいてパスガードを狙う。宮田の上体が高くなったところで、永江が起き上がり、スイープで2点を奪う。その後、宮田はクローズガードから逆転を目指して攻め手を作ったが、及ばず、永江の勝利となった。
マスター5紫帯フェザー級
〇伊藤貴信 (奄美ブラジリアン柔術クラブ)
vs
×伊藤広樹 (トライフォース柔術アカデミー)
残り半分となるまで、伊藤(貴)がボトムからクローズガードを起点に攻める展開となる。一方の伊藤(広)もプレッシャー強くパスガードを狙う。残り半分となったところで、伊藤(貴)スイープを決め、2点を先制し、これが決勝点となって伊藤(貴)が勝利を果たした。
PHOTO LIBRARYDAY
Movie archive
◎こちらの大会映像はメンバーシップ限定公開となります。 メンバーシップのご登録はコチラから! / @jbjjf1997
Photo and text by JBJJF