4/23(土)、東京・八王子のエスフォルタアリーナにてJBJJF主催の「東日本オープン」が開催された。
東京とは名ばかりの、すぐ隣は山梨県というエリアで開催された今大会は全日本の2週間後というタイミングで行われた。
それだけに“アフター全日本”の選手の動向を探る意味でも重要な大会だったといえよう。
その全日本で前人未到の10回優勝という金字塔を打ち立てた芝本幸司は休むことなく今大会にも参戦し、ライトフェザーのワンマッチ決勝戦を一本勝ちして好調維持をアピール。
そして全日本ではメダルを逃した紫帯の澤井雅登、青帯の石井晴らは揃って優勝を飾り、復活の兆しを印象付けた。
特に石井はライトフェザーという軽量級ながらオープンクラスでも優勝しWゴールド、さらに全試合一本勝ちという素晴らしい活躍ぶりを見せている。
また今大会にはMMAでも戦っている選手たちのエントリーも多く、不良先輩こと咲間宣人、アマチュアでMMAの取り組んでいる奥富夕夏や福田万智らが出場し、それぞれ優勝を果たしたことも特筆すべきことだっただろう。
アダルト黒帯ライトフェザー決勝戦
芝本幸司 (トライフォース)
vs
高橋弘毅 (ブレイブハート)
JBJJF全日本で10回目の優勝を飾った芝本が早くも再始動。高橋とのワンマッチ決勝戦に挑み、上になった状態のハーフガードからヒザを極めるニーバーで秒殺一本勝ち。
アダルト黒帯オープンクラス決勝戦
新村康行 (PATO STUDIO)
vs
橋本貴 (パラエストラ吉祥寺)
フェザーの新村とウルトラヘビーの橋本の一人優勝の選手同士のオープンクラスのワンマッチ決勝戦。試合はバックマウントを奪った新村が9-6で勝利。
アダルト茶帯ミドル決勝戦
福島聖也 (CARPE DIEM)
vs
三浦寛喜 (和術慧舟會HEARTS)
アダルト茶帯のミドルとオープンクラスの決勝戦は福島と三浦の2連戦となり、その2試合で福島が連勝してWゴールド獲得。ハーフガードからのスイープがお見事。
アダルト紫帯ライトフェザー決勝戦
澤井雅登 (トライフォース)
vs
松村信曜士 (トライフォース)
全日本では早々に負けてメダルを逃した澤井が奮起し今大会では2試合を勝利して優勝を果たす。決勝戦はトライフォース対決を12-0の大差で制した。
アダルト青帯フェザー決勝戦
正田皇輝 (ストライプルオハナ)
vs
永井佑虎 (CAVE)
全日本では3位だった正田が今大会では3試合を勝ち抜いて金メダル獲得。テイクダウンからのパスガード、そしてトップキープのポジショニングのバランスが素晴らしい。
アダルト青帯オープンクラス決勝戦
石井晴 (トライフォース)
vs
萩野貴旺 (藤田柔術)
ライトフェザーで優勝した石井がオープンクラスも優勝してWゴールド獲得。ライトフェザー3試合&オープンクラス2試合の全5試合のすべてを違う極め技で極め切っての優勝だった。
マスター3紫帯フェザー決勝戦
咲間宣人 (ABLAZE八王子)
vs
寺田忠則 (CARPE DIEM)
かつてMMAで活躍していた“不良先輩”こと咲間宣人(さくま・ひろと)が地元開催だった今大会で久しぶりに柔術出場。ワンマッチ決勝戦を5−0で制して優勝している。
女子アダルト青帯オープンクラス決勝戦
奥富夕夏 (リバーサルジム新宿Me,We)
vs
岡部可奈 (柳澤柔術)
今大会ではオープンクラスのみの開催となった女子アダルト青帯。1回戦&決勝戦と2試合とも絞めを極めた奥富が全日本に続いて優勝。奥富は5/8のDEEP JEWELSにアママッチで出場予定だ。
女子アダルト白帯フェザー決勝戦
福田万智 (ねわざワールド)
vs
福村英里華 (グッドスキル)
女子アダルト白帯はオープンクラスがなくフェザーとルースターのみ。そのフェザーは6人エントリーの充実ぶりで、そこで優勝した福田はDEEP JEWELSのアマチュアでMMAを経験している。
2022年4月23日 第2回東日本柔術オープントーナメント|2nd East Japan JIU-JITSU Open Tournament
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Photo and text by 橋本欽也/Kinya Hashimoto
今後のJBJFの大会
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