今年の春に初開催された「ARTチャレンジ.1」はプロ大会「ART」のフォーマットそのままに試合ができることで好評となった大会だ。
その第2回目の大会が11/12(土)、東京・代々木のミューズ音楽院ホールでASJJF主催で開催された。
今大会は翌日にプロ柔術「ART.3」の開催を控え、そのプロ柔術と全く同じ舞台設定で試合が行われる。
会場側の都合で試合マットこそ狭くなってしまったが、それを補って余りあるほどの演出が加えられていたのは特筆モノだ。
まず前回にはなかった豪華な入場ゲートを初設置し、レーザー光線を含むライティング、さらにスモークなどの特効も加わり、前回以上のクオリティとなったのは一目でわかるほどの豪華さ。
それに加えて出場選手たちは入場曲&選手コールありの入場や勝利者インタビュー、勝利者賞のメダル、そして試合画像&試合映像も無償提供され、さらにオンラインPPVでライブストリーミングもさらるのだから、参加費1万円なのも納得なはず。
レギュラートーナメントでは決して味わうことのない特別な世界観で試合ができるのはARTチャレンジならでは。
今後も継続開催していくとのことなので、これからどんどん人気となっていくのは間違いないだろう。
マスター1黒帯ミディアムヘビー
マイク・フジモト(Impacto BJJ)
vs
ジェイソン・モンディゴ(OVER LIMIT BJJ)
今大会のメインで行われたブラジルのマイクvsフィリピンのジェイソンの国際戦は試合終了のブザーとほぼ同時に絞めを極めたマイクが一本勝ち。
アダルト紫帯ライト
シーザー・ゴンザレス(INFIGHT)
vs
ヴィニシウス・アラカキ(Impacto BJJ)
メキシコ人のシーザーvsブラジリアン・のヴィニシスウスの試合はこの日の2試合目のシーザーが動きもよく絞めを極めて4:39 一本勝ちで勝利。
女子アダルト青帯フェザー
木村由菜(アラバンカ柔術アカデミー)
vs
アルテア・モンディゴ(OVER LIMIT BJJ)
これも日本の木村とフィリピンのアルテアの国際戦で、成長著しい木村がガードから腕十字を極めて3:47 一本勝ちでARTチャレンジ.1に続いて今大会でも一本勝ちを果たす。
女子マスター3青帯ライトフェザー
マルシア・シオザキ(Impacto BJJ)
vs
溝口麻美子(ミューズ柔術アカデミー)
ガードに引き込んだ溝口とパス狙いのマルシアという試合展開だったが両者とも決め手を欠き、マルシアに膠着のペナルティが入って、溝口が勝利も不完全燃焼試合。大会後に溝口が紫帯昇格。
アダルト青帯フェザー
萩野貴旺(藤田柔術)
vs
パク・イェソン(WIRE Jiu Jitsu)
地溝制限が解けて韓国から観光に来ていたついでに試合出場のパクと萩野の日韓戦は試合終了間際に渾身のパスガードを決めた萩野が3-0で勝利。
アダルト紫帯ライト
ベルトラン・キーナ・ケビン(ねわざワールド小江戸)
vs
シーザー・ゴンザレス(INFIGHT JAPAN)
これまたインターナショナルマッチで、スペインのベルトランとメキシコのシーザーの試合は僅差となり、互いにスイープして2-2でタイムアップ。 サドンデスでベルトランがスイープして辛勝。
マスター1青帯フェザー
伊東靖浩(グッドスキル)
vs
レアンドロ・イマハタ(Impacto BJJ)
なんとわずか0:38で腕十字を極めたレアンドロが秒殺一本勝ちで日伯戦を制した。マスターカテゴリーの試合だったが、レアンドロの仕掛けた腕十字はキレがよく素早かった。
ティーン橙帯ミディアムヘビー
エタン・モンディゴ(OVER LIMIT BJJ)
vs
ニコラス・ムラカミ(INFIGHT JAPAN)
キッズマッチでも国際戦が実現し、フィリピンのエタンにブラジルのニコラスが挑んだ一戦は腕十字を極めたニコラスが31秒の秒殺一本勝ちに終わる。
Photo and text by 橋本欽也/Kinya Hashimoto