全日本オープンの紫帯は青帯に次いで参加者が多く、好勝負も多かったカテゴリーだ。
そして紫帯は来月に開催が迫ったムンジアルに出場する選手の参加もあり、今大会をムンジアルへの最終調整としている向きも感じられた。
そんなムンジアル参戦組の戦績だが、石井晴はルースター優勝、渋澤諒真はライトフェザー初戦敗退、ジオゴ・タダもライトフェザー初戦敗退で、白坂奏はミドル優勝と明暗がくっきりと別れている。
だが初戦敗退(1回戦シードで2回戦が初戦)だった渋澤も優勝した選手との対戦だったことは記しておきたい。
全日本オープンで優勝した石井と白坂は今年がムンジアル初参戦で、初戦敗退だった渋澤は昨年に引き続きのムンジアル参戦となるが、この全日本オープンでの結果がムンジアルでの試合にどう影響するか?
その点にも注目してムンジアルでの活躍ぶりに期待したいところだ。
ルースター決勝戦
石井晴 (トライフォース)
vs
大森和哉 (ポゴナ・クラブジム)
ムンジアル初参戦を控える石井が5-0の盤石の勝利で優勝。適正体重でならきっちりと勝てる実力者だ。
ライトフェザー決勝戦
石原健流 (ストライプル取手)
vs
堺敦嗣 (WEED柔術)
1回戦でムンジアル参戦組の渋澤とジオゴが敗れる波乱があったこの階級はノーマークだった石原が2-2/1-0で制した。
フェザー決勝戦
須藤拓真 (X-TREME EBINA)
vs
岩﨑一志 (X-TREME EBINA)
フェザーは決勝戦を須藤と岩崎のX-TREME EBINAのチームメイトでクローズアウト。須藤が優勝となっている。
ライト決勝戦
為房虎太郎 (CARPE DIEM ASHIYA)
vs
河合功太郎 (シュラプネル柔術アカデミー)
圧倒的な強さを見せて優勝した為房。決勝戦はRNCで一本勝ちしての金メダル獲得で、大会後は茶帯に昇格した。
ミドル決勝戦
白坂奏 (CARPE DIEM HIROO)
vs
末澤悟 (ブレイズ)
このところ調子がいい白坂はASJJFトーキョースプリング、JBJJF東日本、そして今大会と3大会連続優勝中。
ミディアムヘビー決勝戦
岡明大 (PATO STUDIO)
vs
白川洸太 (DESTINY JIU-JITSU)
柔道ベースの安定した試合ぶりが印象的な岡が決勝戦を2:33 絞めで一本勝ちで優勝を決めた。
オープンクラス決勝戦
岡明大 (PATO STUDIO)
vs
萩原大揮 (リラクシンブラジリアン柔術)
ミディアムヘビー優勝の岡がオープンクラスも優勝しWゴールド。決勝戦は1:28 アームロックで一本勝ち。
オープンクラス表彰台
優 勝 岡明大 (PATO STUDIO)
準優勝 萩原大揮 (リラクシンブラジリアン柔術)
3 位 吉村伊澄 (K-MASL)白坂奏 (CARPE DIEM HIROO)
日程:
2023年4月29日(土曜/Sat.)(青帯)
2023年5月3日(水曜・祝日/Wed.)(紫・茶・黒帯)
会場:横浜武道館 柔道場
〒231-0028 神奈川県横浜市中区翁町2丁目9番地10
大会名:第9回全日本ブラジリアン柔術オープントーナメント|9th ALL JAPAN Brazilian JIU-JITSU Open Tournament
公式結果/RESULT
PODIUM PHOTO
PHOTO LIBRARY
※NAVI PLUSのコンテンツです。
Movie archive
※有料のJBJJFチャンネルメンバーシップのコンテンツです。
Photo and text by 橋本欽也/Kinya Hashimoto