ここではマスター3〜5の黒帯決勝戦を紹介していく。
マスター3は41歳以上でマスター4は46歳以上、そしてマスター5は51歳以上の年齢カテゴリーで、マスター3〜4はまだ中年と言っても違和感はないが、マスター5の五十路ともなると、もう中年を超えて初老といってもいいほどだ。
ここまでくると肉体的なダメージも蓄積しているだろうことは想像に難くなく、こうやって日々の練習ができて試合に出れてるだけで、もはや全員が勝者なのでは?とも思う。
とはいえ、この世代の選手たちもまだまだ血気盛んで、マスター5黒帯フェザーでは6人でのトーナメントが行われるなど元気いっぱい。
このような50代のベテラン黒帯たちが自身と同じような年齢で体重が合う相手と試合ができるのは全日本マスターをおいて他にないと言っていいだろう。
今大会は全日本マスターだが、7月には名古屋の愛知県武道館で全日本マスターのオープン大会である全日本マスターオープンが開催される。
その大会でも今大会同様に大きな盛り上がりとなるのは間違いない。
マスター3黒帯ライトフェザー決勝戦
西林浩平(PATO STUDIO)
vs
宮本和幸(トライフォース)
ワンマッチ決勝戦は西林がポイント0-0、アドバンテージ1-0の僅差の勝利で優勝。
マスター3黒帯フェザー決勝戦
塚田市太郎(DAMM FIGHT JAPAN)
vs
山田洋平(DRAGON'S DEN)
オープンクラス準優勝の塚田が階級別は危なげなく優勝も決勝戦は1アドバンテージ差という接戦だった。
マスター3黒帯ライト決勝戦
中村大輔(PATO STUDIO)
vs
アサダ・トシオ(BJJ CORE JAPAN)
Impacto Japan BJJを離脱して立ち上げたBJJ CORE JAPAN代表のアサダが奮闘し中村相手に猛攻もテイクダウンを奪われ2-0で中村優勝。
マスター3黒帯ミドル決勝戦
岡本裕士(RJJ)
vs
坂原慶弘(今成柔術)
3人巴戦を勝ち上がった岡本と坂原の決勝戦は岡本が坂原の肘を抱えるようにして極め、1:20 一本勝ちで優勝した。
マスター3黒帯ミディアムヘビー決勝戦
マルシオ・ヘイス(CHECKMAT JAPAN)
vs
西本健治(メフォーゼ柔術アカデミー)
ワンマッチ決勝戦のこの顔合わせはマルシオが3:50 絞めを極め、九州から遠征出場の西本から勝利して優勝を決めた。
マスター4黒帯ルースター決勝戦
吉岡広明(パラエストラ和泉)
vs
中村洋介(DRAGON'S DEN)
最近は生徒の活躍ぶりが目覚ましいパラエストラ和泉だが、生徒の頑張りに代表も奮起し3人巴戦を制した吉岡が制した。
マスター4黒帯ライトフェザー決勝戦
澤田真琴(DRAGON'S DEN)
vs
池崎滋(リバーサルジム新宿Me,We)
この階級も3人巴戦で、澤田が1回戦を2−0で、決勝戦を0-0/1-0で勝利し、2試合を勝ち抜き優勝している。
マスター4黒帯フェザー決勝戦
稲野岳(キュート)
vs
石田浩(頂柔術)
コンスタントに大会出場を続けている稲野が危なげなく優勝し、試合における安定感は抜群だ。
マスター4黒帯ライト決勝戦
伊藤洋邦(Jaws Jiu Jitsu)
vs
塚本隆康(パラエストラ吉祥寺)
優勝した伊藤は1回戦を腕十字、決勝戦で絞めを極めて2試合連続で一本勝ち。極めが強いところは流石だった。
マスター5黒帯ライトフェザー決勝戦
早川正城(ジェントルアーツ名古屋ブラジリアン柔術クラブ)
vs
竹中伸男(吹田柔術)
昨年の全日本マスターでは一人優勝だった早川だが今年はワンマッチ決勝戦をレフェリー判定で制して優勝を果たす。
マスター5黒帯フェザー決勝戦
野村洋平(DRAGON'S DEN)
vs
山田泰範(トライフォース)
この階級の決勝戦はスイープ&パスで5ポイントを獲得した野村が盤石の強さで優勝を決めている。
マスター5黒帯ライト決勝戦
石川弘道(ネクサセンス)
vs
岡本孝昭(トライフォース)
ワンマッチ決勝戦は4−0で石川が勝利して優勝した。
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Photo and text 橋本欽也/Kinya Hashimoto
JBJJFの今後の大会(3月〜4月)