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【JBJJF】第25回全日本ブラジリアン柔術選手権大会レポート ① | アダルト紫帯

2024年11月25日、武蔵野の森総合スポーツプラザサブアリーナで第25回全日本ブラジリアン柔術選手権が盛大に開催された。
2日にわたる大会には例年以上の選手が参加し、緊張感と興奮が交錯する中、数々の熱戦が繰り広げられた。
本大会は、日本全国から各帯の精鋭が集まり、様々なウエイトカテゴリーで熱戦が繰り広げられた。
特に今年注目すべきは、アマチュアスポーツとして初めてU-NEXTによる中継が行われ、多くの観客がリアルタイムで試合を観戦できる環境が整えた。
また、スポンサーからの豪華賞品も副賞として用意された。
アダルト黒帯カテゴリーの優勝者のうち2名にAOS社からIBJJF国際大会への遠征費30万円が贈呈された。
さらに、アダルト黒帯の全優勝者に、関東日本フード株式会社より優勝商品として総額100万円相当の大麦牛が贈呈された。
紫帯以上の日本一を決める熱戦をレポートにてお伝えする。

アダルト紫帯ルースター級
〇伊藤義隆 (ALMA FIGHT GYM LIFE)
vs
×Yuji Nagase (エボクスブラジリアン柔術)
序盤でNagaseがスイープで先制し、さらにスイープで2点を追加、4点をリードする。その後すぐに伊藤がスイープで2点を返す。この点差のまま残り1分を迎えると、伊藤がパスガードを決め逆転、接戦を制した。

アダルト紫帯ライトフェザー級
〇大野智輝 (CARPE DIEM HIROO)
vs
×時任飛鳥 (CARPE DIEM)
激しい攻防が続くものの、まったくのスコアレスのまま残り2分を切る。そこで大野がついにスイープを決めて2点を先制する。逆転しようと積極的に動いた時任の足をつかみ、テイクダウンに成功した大野が加点、4-0で大野の勝利となった。

アダルト紫帯フェザー級
〇永尾澪 (CARPE DIEM SENDAI)
vs
×井上理久 (ストライプル茨城)
拮抗した力のぶつかり合いが動き出したのは、残り1分。永尾がスイープで2点を先制すると、すかさず井上もスイープし返して同点とする。直後にさらに永尾がスイープして逆転。井上も逆転しようとスイープやパスガードを狙ったが点数には至らず、永尾が勝利を果たした。

アダルト紫帯ライト級
〇Younghwi Lee (Wire Jiu-Jitsu)
vs
×古川友貴 (CARPE DIEM KURUME)
Leeが引き込んで攻め手を作る展開。開始1分過ぎ、引き込んだLeeが、そのまま足を取ると電光石火で極めきり、勝利を果たした。

アダルト紫帯ミドル級
〇菅原優人 (CARPE DIEM)
vs
×岩本翔汰 (Now Or Never)
スイープで菅原が先制した残り5分弱、センターに戻った両者が足の取り合いとなる。フットロックをセットした菅原が、時間をかけてとりきり、勝利を果たした。

アダルト紫帯ミディアムヘビー級
〇國次英輔 (ベラトレオ)
vs
×栗原大知 (ねわざワールドつくば佛生舘)
立ち技の攻防から引き込んだりテイクダウンを狙ったりしながら、試合はスコアレスのまま國次がアドバンテージ3つを重ねて残り1分となる。國次が襟をもってクロックチョークのような形で絞めを極めると、のこり45秒を残して劇的な勝利をおさめた。

アダルト紫帯ヘビー級
〇見上麗司 (X-TREME EBINA)
vs
×關修人 (SISU MMA & BJJ)
ディープハーフから攻め手を作ろうとする關の動きを読み切ってバックに回る動きを見せた見上。バックは取り切れなかったものの、さらにディープハーフを作ろうとする關を回転させて腕十字を極め、勝利を果たした。

アダルト紫帯オープンクラス
〇國次英輔 (ベラトレオ)
vs
×鈴木太陽 (CARPE DIEM MITA)
序盤で引き込んだ鈴木に対して、パスガードを仕掛ける國次。これにアドバンテージが入る。その後は鈴木がボトムからワンレッグエックスなどで攻め手を作ろうとするが、國次は交わしてパスガードを狙う。スコアレスのままタイムアップとなったが、アドバンテージの差で國次の勝利となった。