ここ最近は名古屋における柔術大会の定番会場となりつつある愛知県武道館。
JBJJFやASJJFはもとより来月にはIBJJFのアジアもこの会場で開催される新たなる聖地となりつつある。
そんな愛知県武道館で開催されたASJJFのセントラルジャパンはメインアリーナではなくタタミマットが設置された武道場で行われた。
この大会は開催1カ月前に参加者数400人を超える申し込みがあり、早々に早期締め切りとなった盛況ぶりだ。
もともと日系ブラジル人が多くいる中部エリアにおいてASJJF主催大会の人気ぶりは定着していたが、今回はその人気に拍車がかかっていた熱気ぶりだった。
ASJJF主催大会はレギュラートーナメントでもギとノーギが同時開催な上、さらにキッズもあるのが特徴で、毎大会幅広い年齢層の選手が参加している。
今回はこのASJJFのセントラルジャパンの主だった試合を紹介する。
「セントラルジャパン2023」
5/27(土)愛知県名古屋市・愛知県武道館
マスター1黒帯ミドル決勝戦
白木大輔(CARPE DIEM HOPE)
vs
チアゴ・トサワ(Impacto BJJ)
本来はマスター3の白木だが今大会ではマスター1で出場。日系ブラジリアンのチアゴにパスガードを決め3-0で快勝。
マスター2黒帯ライト決勝戦
瀬谷俊彦(トラスト柔術アカデミー)
vs
ホドリゴ・イハラ(EVOX BJJ)
この試合は本戦で決着つかずでサドンデスにもつれこむも、そこでパスガードに成功した瀬谷が勝利。
マスター3黒帯フェザー決勝戦
岩村将秀(パラエストラ東大阪)
vs
後藤貴史(ALMA FIGHT GYM HOMIES)
1回戦を一本勝ちで勝ち上がった後藤だが決勝戦では岩村の絞めで失神。劇的なフィニッシュとなった。
マスター3黒帯オープンクラス決勝戦
ヨースキ・ストー(Impacto BJJ)
vs
エヴェルトン・アサオ(Impacto BJJ)
マスター黒帯の絶対王者的なヨースキは今大会でも大活躍。ギ&ノーギでWゴールドを手にし、トラオンと決勝戦をクローズアウト。
マスター5黒帯ヘビー決勝戦
カーロス・トヨタ(カーロストヨタBJJ)
vs
小栗幸喜(Impacto BJJ)
いまやレジェンド的な存在となったトヨタだがマイペースで試合を行っている。ここではワンマッチ決勝戦を制し優勝を果たす。
女子アダルト青帯オープンクラス決勝戦
松野穂奈未(EVOX BJJ)
vs
カルラ・ウエダ(Impacto BJJ)
女子青帯は松野がヘビーとオープンクラスでWゴールドを獲得。トップゲームの盤石さが見事だった。
女子ティーン橙帯ライト決勝戦
吉永さくら(パラエストラ岐阜)
vs
ドミニキ・ナカタ(Impacto BJJ)
吉永姉妹の妹・さくらは相変わらず絶好調。一方的に攻めまくって最後は腕十字で一本勝ち。
Photo and text by 橋本欽也/Kinya Hashimoto