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【ASJJF】プロ柔術「ART.2」レポート


ASJJF主催のプロ柔術「ART.2」が3/26(土)、東京・大久保のGENスポーツパレスにて開催された。

今大会は2度目の開催で、初回大会は昨年の12月末に開催され、有観客で行われたこともあり好評を博していた。

そして今大会も前回に引き続き、有観客での開催で、さらにいまや必須となったライブストリーミングでの配信視聴も同時に行われた。

このARTとはASJJF ROLLING TOURの頭文字を取った略語で、そのものズバリ、ASJJFが主催するイベントで、今後は東京のみならず各地を転戦していくというコンセプトを表しているものだ。

ASJJFはアジアを拠点にしている連盟のため、将来的には日本のみならずアジア各国での開催を視野に入れてイベント運営をしているとのことで、次回以降の展開にも注目だろう。

そんなARTだが、今回は前回組めなかった女子マッチやノーギマッチも行われる、キッズ・アダルト・マスターにパラ柔術マッチもあり全13試合というボリュームだった。

どの試合もプロマッチに相応しい熱戦続きだったので、その試合の数々を紹介したい。


配信のゲスト解説にはRIZINアンバサダーで自身も柔術をやっているくるみが参加。試合後の選手コメントの受け答えも適切で好評だった。


ジュニアティーン黄帯ライトフェザー
〇岩澤新(CARPE DIEM)
vs
×白石遼一(野武士)
対戦相手が負傷欠場し急遽対戦相手変更となった第1試合のキッズマッチはASJJFキッズランキング1位の岩澤が地力を見せて1:59 RNCで一本勝ち。


ティーン黄帯ライトフェザー
〇クリスチャン・マツオ(カーロストヨタ)
vs
×柴野基(野武士)
昨年末に開催されたASJJF TOKYO WINTERでの8人トーナメントを優勝し今大会出場を決めていたクリスチャンが0:59 キムラを極めて勝利。


女子アダルト青帯ミドル
×アユミ・カナシロ(ボンサイ柔術)
vs
〇澤井佑夏(CARPE DIEM ASHIYA)
今大会唯一の女子マッチはサトシ&マルキーニョスをセコンドに従えたアユミに対し師匠・岩崎正寛直伝のディープハーフを3回に渡って炸裂させた澤井が6-0で完勝。


アダルト青帯ルースター
〇大野智輝(CARPE DIEM)
vs
×鈴木颯真(マルスジム)
中学を卒業し、これから高校入学を控える大野が鈴木を圧倒し15-0という大差で判定勝ち。大野のテクニカルさが光った一戦で今後の活躍にも期待大だ。


アダルト紫帯ライトフェザー
〇澤井雅登(トライフォース)
vs
×鶴丸雅祥(TATORU)
本戦で決着つかずの延長戦に突入するほどの拮抗した試合となったこの顔合わせはサドンデスでスイープを決めた澤井が競り勝ったが、内容・実力的にはほぼ差はないといえるだろう。


アダルト紫帯ライトフェザー
〇木村謙太(トライフォース大阪)
vs
×橋本圭右(フィジカルスペース)
関西から乗り込んできた木村はプロマッチ常連の橋本からパスガードを奪い5-0で勝利。盤石な試合ぶりが印象的だったが、抜群のスタミナを持つ橋本の動きの良さは記しておきたい。


パラ柔術スペシャルマッチ
〇河野聖也(エストレーラ柔術ジム)
vs
×鴨脚知永(総合格闘技道場コブラ会)
今回も実現したパラ柔術マッチはスイープとパスガードが交錯する好勝負に。試合はパスを決めた河野が3-2で勝利し大会後に紫帯昇格を果たす。


アダルト茶帯ライトフェザー
〇高杉魁(ALMA FIGHT GYM HOMIES)
vs
×村田航平(CARPE DIEM)
前回大会でも勝利した高杉は連続参戦。この試合が茶帯デビュー戦の高杉はキレのある動きで村田を圧倒し、5:41 三角絞めを極めて快勝した。


アダルト茶帯フェザー
×上久保周哉(頂柔術)
vs
〇ダニーロ・ハマザキ(CARPE DIEM)
紫帯で数多くの実績を残しているダニーロはMMAファイター・上久保相手に茶帯初戦を迎え、試合終盤にテイクダウンに成功、2-0で勝利した。


アダルト茶帯フェザー
〇鈴木和宏(トライフォース)
vs
×清水大樹(マスタージャパン)
鈴木はアダルト、清水はマスターで全日本王者になっている全日本王者対決は鈴木が1:33 腕十字でバチっと極めて秒殺勝利。やはりアダルトの全日本王者は格が違ったか。


ノーギ・マスター黒帯ミドル
〇高本裕和(高本道場)
vs
×濱岸正幸(CARPE DIEM)
過去に幾度となく対戦しているこの両者のノーギマッチは高本が一歩的に攻めまくるも極めは許さずの濱岸という展開で9-0で高本勝利。


アダルト黒帯ミドル
〇グラント・ボグダノフ(ALMA FIGHT GYM LIFE)
vs
×山下康一朗(CARPE DIEM FUKUOKA)
試合前のインタビューで公言していた通りに3分以内に極めたグラントが2:37 ヒザ十字で勝利も、山下はこれが黒帯デビュー戦なのでやむなしか。


アダルト黒帯ライトフェザー
×井手智朗(X-TREME柔術アカデミー)
vs
〇チアゴ・ウエノ(IGLOO)
第1回大会でサドンデスを制して勝利の井手が今大会のメインに抜擢。この軽量級の初対決は本戦は井手がガードに引き込んだが、サドンデスに入ってからチアゴがガードに引き込みスイープして制した。

Photo and text by 橋本欽也/Kinya Hashimoto

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