NEWS ALL

【ASJJF】ARTチャレンジ.1レポート

ARTの前に開催されたARTチャレンジは今回初めて行うアマ大会だ。

プロ柔術イベントである「ART」の舞台設定とフォーマットをそのまま使って行われるアマ大会は、いまは珍しいワンマッチ形式。

選手は参加費を払ってエントリーし、対戦相手がいるカテゴリーから順次試合が組まれていく方式となっている。

やはりプロマッチと同じ舞台設定で入場曲あり&スポットライトを浴びながら入場していくと選手の気合いの入り方も違うのは当たり前。

中には入場ゲートで自分でセレクトした曲を聴きながら恍惚とした表情で自己陶酔の世界に没頭している選手もいた。

こちらとしては「早く入ってきてくれよ」とも思うのだが、通常よりやや高めに設定されている参加費を払って1試合のために出場してるのだから、少しでも長くこの雰囲気を味わいたいのも理解できるが、この点は今後一考の余地ありといえる。

試合はメインでジエゴvs後藤というART本戦で行われてもおかしくないビッグカードが組まれ、その他にも過去のART本戦に出ていた選手や、レギュラートーナメントでも実績を残す強豪選手たちの試合が相次ぎ、非常に見応えがあった。

さらに特筆すべきことは日本・ブラジルだけでなく、アメリカや中国、カナダの選手たちもおり、国際色豊かな大会となったことも付け加えておきたい。

大会後には早くも選手たちから「次はいつ開催されるのか」というリクエストも聞かれ、初開催のARTチャレンジは成功したと言っていいだろう。


第25試合 アダルト黒帯ライト
○ジエゴ・エンリケ(CARPE DIEM)
vs
×後藤拓磨(Flow Jiu Jitsu Sendai)
記念すべき初開催の「ARTチャレンジ」のメインで勝利したジエゴは4−0で後藤に勝利。


ジエゴは今大会はARTチャレンジの出場だったが次回は本戦のARTで見たい選手だ。敗れた後藤は好勝負はするものの戦績が残せてないのが残念だ。


アダルト茶帯スーパーヘビー
○市川公貴(トライフォース五反田)
vs
×コリン・エディントン(IVAN SAKAMOTO BJJ)
「ART.1」にも出ていた市川は沖縄から遠征出場のコリンから4-2で勝利。コリンのパワーをうまくいなすテクニシャンぶりが見られた試合だった。


マスター3黒帯ウルトラヘビー
×橋本貴(パラエストラ吉祥寺)
vs
○中村祐次郎(RRT)
急遽参戦の中村は「ART.1」に出ていた橋本からハンマーチョークを極め、0:47で瞬殺。


マスター3黒帯フェザー
×マルコス・ナカムラ(Impacto Japan BJJ)
vs
○河村英知(ALMA FIGHT GYM HOMIES)
日系ブラジリアン・マルコスは河村のクローズドを攻略できずに、スイープ&マウントで6ポイントを献上し敗退。


マスター3茶帯フェザー
×堀田祐介(ALMA FIGHT GYM HOMIES)
vs
○武元具視(パラエストラ和泉)
プロマッチ形式で開催のARTチャレンジならではの赤ドーギで試合した武元がオモプラッタを決め4-2で勝利した。

アダルト紫帯スーパーヘビー
○谷口実(RBアカデミー)
vs
×セス・サレット(AXIS)
これまで幾度となく対戦している谷口vsセスの対戦は得意のディープハーフからのスイープを決めた谷口が6-0で快勝。


女子プレティーン黄帯フェザー
○高本珠緒(高本道場)
vs
×吉村千菜(X-TREME EBINA)
「ART.2」に出場の高本裕和の末娘、珠緒がチャレンジ出場し10-0で勝利、父・裕和もART.2で勝利し親子そろって勝利となった。


女子アダルト青帯ライトフェザー
○木村由菜(アラバンカ柔術アカデミー)
vs
×ゴン・ユウ(ALMA FIGHT GYM HOMIES)
今大会で2試合に出場した木村は2試合とも腕十字を極めて一本勝ち。極めの強さが素晴らしかった。


アダルト青帯ルースター
○鈴木颯真(マルスジム)
vs
×萩野貴旺(藤田柔術)
驚異の一本勝ち率を誇る鈴木はこの試合でも一本勝ち。1:23、三角絞めで極めた。


マスター6紫帯ヘビー
×中山勝巳(ミューズ柔術アカデミー)
vs
○木下徹(チームレグナム)
還暦間近のアラ還柔術家の中山はプロレスラーとしても活躍してるが、スタミナに難ありでサドンデスで木下にバックを奪われ敗北。

Photo and text by 橋本欽也/Kinya Hashimoto

NAVI PLUS ログイン

マイページ

会員登録する
パスワードをお忘れの場合はこちら

カテゴリー