(株)ムンディネロ主催のキッズ大会「コパブルテリアJR」は毎年春に定期開催されている人気大会だ。
コロナ禍の渦中においては開催時期が不定期になるも、昨年も無観客&参加人数を限定して開催されている。
そして今年からはコロナ禍以前の開催スケジュールだった春での開催となり、そして有観客にて開催されることとなった。
このようにマットサイドに大勢の応援と歓声がある大会はいつぶりだろうか?
こういったコロナ禍以前の柔術大会の風景が戻ってきたことは素直に歓迎したいところだ。
試合はキッズらしく時間いっぱいの全力ファイトで勝った子は喜び、負けた子は涙目という悲喜交々。
勝敗に対する感情がストレートに見えるのはキッズ大会ならではのこと。
小学生から高校生までのアダルト以前のキッズ柔術家たちの溌剌とした試合の数々を紹介していく。
久しぶりに有観客&声出しOKで開催された今大会。マッチサイドには応援のチームメイトや家族が陣取った。やっとコロナ禍以前の大会風景に戻った感じだ。
ピーウィー灰帯ライトフェザー決勝戦
根津柚花(トラスト柔術アカデミー)
vs
ナタリア・タダ(INFIGHT JAPAN)
素早い動きで腕十字を極めた根津が一本勝ちでワンマッチ決勝戦を制した。
ピーウィー灰帯フェザー決勝戦
杉内志生(ポゴナクラブジム)
vs
マイラ・ギブス・ダニエルズ(ONI BJJ)
やや対格差がある対戦だったが引き込みから巴投げ、そして腕十字という鮮やかな連携で杉内が優勝。
ジュニア黄帯フェザー決勝戦
近藤希(パラエストラCNW)
vs
諏訪遊希(X-TREME EBINA)
柔道経験がある近藤のパス狙いに対しガードから三角絞めを狙っていく諏訪だったが互いに決定打はなく近藤がレフェリー判定で優勝を決めた。
ジュニア灰帯ルースター決勝戦
岩下晴馬(パラエストラCNW)
vs
青木真之亜(CARPE DIEM Jiyugaoka)
実力者同士の対戦となったこの顔合わせはポイント0-0もトップからアドバンテージを重ねた岩下がアドバン2-0で接戦を勝利。
ティーン黄帯ライトフェザー決勝戦
ディラン・オルティス(CARPE DIEM MITA)
vs
岩澤新(CARPE DIEM MITA)
両者ともCARPE DIEM MITAのチームメイトだが決勝戦に勝ち上がったためガチ試合に挑み、ディランが同門対決を2-0で制して優勝を果たす。
ジュニア灰帯ヘビー決勝戦
越塚翼(PATO STUDIO)
vs
内藤大和(櫻柔道塾)
トーナメント2試合を一本勝ちして優勝した越塚。1回戦は三角腕十字、決勝戦も腕十字を極めて金メダル獲得。
ジュニア灰帯ライトフェザー決勝戦
高亀由宇(TATORU)
vs
宮城碩(FREEDOM@OZ)
高亀由宇が3試合を勝ち抜いてトーナメント制覇。1回戦は三角絞め、準決勝&決勝戦は大差の判定勝ちだった。
ティーン灰帯ライト決勝戦
三好虎太朗(SONIC SQUAD)
vs
川崎琳太郎(CARPE DIEM)
ワンマッチ決勝戦を腕十字での一本勝ちで勝利した三好。三角絞めからスイープしマウント、そこから腕を極めてタップを奪った。
ジュブナイル青帯オープンクラス決勝戦
ルーカス・ナラザキ(チェックマットジャパン)
vs
ブルーノ・コガ(INFIGHT JAPAN)
ジュブナイル青帯でWゴールドだったルーカスはチェックマットジャパン期待の新鋭。オープンクラス決勝は16-0という圧勝ぶり。
ティーン燈帯スーパーヘビー決勝戦
河野大樹(X-TREAM EBINA)
vs
野澤エディ(RJJ)
パスガードで先制ポイントを獲得も、野澤のスイープで3-2になったが、そのまま最後まで守り切って僅差の勝利。
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Photo and text by 橋本欽也