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【コラム】IBJJFワールドマスターを見て感じたこと②|新明佑介

ちょっとピントが甘かったサムネイル画像は、ビトー・”シャオリン”・ヒベイロ。

BJJ HEROES

名門ノヴァウニオン所属でワールドマスター柔術選手権に出場し、マスター3黒帯ライト級で見事に優勝を果たした。
言わずと知れたレジェンド選手だ。

堂々の金メダル。

スター揃いの花形階級であるレーヴィ級(=ライト級)。
そのレーヴィ級四天王(他3名レオナルド・サントス、マーシオ・フェイトーザ、レオナルド・ヴィエイラ)としてスター揃いの階級で3度も世界王者に輝いている。
そして柔術界のみならずMMAの世界でも鬼神の如き強さを発揮。修斗・ケージフォースでもチャンピオンとして柔術テクニックをMMAにアジャストして活躍した選手の一人だ。
最近の私しか知らない人は信じられないかもしれないが、シャオリンと同階級だった私の世界王者ということで憧れの選手だったのだ。

今はアリアンシ、チェッキマット、グレイシーバッハやその他新興勢力の活躍で影を潜めているかつての名門ノヴァウニオンだが、シャオリンがワールドマスターでノヴァウニオンとして優勝していることを嬉しく思う。

QUINTETラスベガス大会以来の再会でした。やっぱりかっこいいシャオリン。


先週、9月1-3日ネバダ州ラスベガスで開催された『IBJJFワールドマスター柔術選手権』に行ってきました。
コロナ禍での渡米で感じたことをコラムに書いています。今回は第2話です。第1話は以下から。

【コラム】IBJJFワールドマスターを見て感じたこと①|新明佑介 はこちら

国内は、過去最高に感染者数が増加。まだまだ”コロナ禍”という状況での海外遠征の準備を進めました。
「こんな時期に海外に行っても良いのだろうか?」
色々なネガティブな情報が耳に入ってくる。

円安で飲食するのも高いらしい。
航空券が高いらしい。
入国・帰国のPCR検査が高いらしい。
帰国後の待機期間もあるらしい。
等々...。

身近なことで言うとJBJJFアジア選手権が今年も延期になった。
これは日本への入国ルールが厳しいことを物語っている。そして待機期間などについてもルール変更などが目まぐるし8月頃は何が正しい情報なのかわからなくなり、行く寸前にしっかり調べることがベストなのかなと思ったほどだった。

そしてネガティブ情報もなんのその、7月末に航空券を購入したのだった。
福島さんが所属する吉本興行にラスベガスに詳しい方がいらしたので航空チケット、ホテルを予約してもらった。
ほぼ旅行代理店がやるようなことを無償でやってくださった。本当にありがたかったです。

アメリカでの日々の生活の注意点やおすすめのレストランなんかも事前に教えてくださった。
これも福島さんが普段から真面目に仕事に取り組んで、吉本の社員の方に好かれているお陰だと思う。

そしてこの頃、写真家で山伏、柔術黒帯のインストラクターで選手もこなす井賀孝さんに渡米の最終確認を行なった。
ワールドマスターに行きたいという方は半年くらい前からトライフォースの仲間でも何人かいました。
しかし色々な理由により皆さんが渡米を断念されていたので、本当に井賀さんが一緒に行ってくれるのか半信半疑だった。

井賀さんとはJIU-JITSU NAVIのページの素材写真、毎月のトップ画像、コラムで一緒に仕事をする仲間である。将来的には柔術の写真展・写真集をやる予定なのである。ラスベガスでのワールドマスターの写真を撮影してもらうことが写真展・写真集にも良いアクセントになると思っていたので一緒に行って欲しかった。もちろんガリットチュウ福島さんの闘いを写真に収めて欲しいとも考えていました。

井賀さんから「たった今ワールドマスター、ポチッといっといたので、飛行機とホテルの件もくれぐれもよろしく!」と言うお返事でした!

撮影だけでなく試合にも出るというお返事でした。
3ヶ月前に古傷の肘を手術したばかりだったので指導に復帰し、軽くスパーリングを開始したという話を聞いて間もなかったこともあり驚きました。
近年、毎年全日本マスターに出場している井賀さん自身でも試合の大変さなどを重々心得ているので手術からの復帰戦をしかも世界の舞台で行うという事を決断されて正直かっこいいなと思いました。

これにて福島さん、井賀さん、私のデコボコトリオでの旅が決定しました。ワクワクとドキドキとコロナ禍という大きな心配を胸に旅立つのでした。

続く

新明、井賀、福島のデコボコトリオ!

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