NEWS ALL

【JBJJF】ヒカルド･デラヒーバ杯 2024 大会レポート ⑤ | マスター５～７紫・茶・黒帯

年に一度の恒例開催となっているデラヒーバ杯。
今年は大会前々日に試合会場周辺がゴルフボール大の雹に襲われ、会場が雨漏りで浸水する事態に。
そんな中、マットの設置などを工夫して何とか開催された。

今年もヒカルド・デラヒーバ氏が来日し、浸水後の設営をするスタッフを激励するとともに、メダルを自ら入賞者にかけるなど、自らの名前を冠した同大会を大いに盛り上げた。
また、初日にはヒカルド・デラヒーバ氏に日本ブラジリアン柔術連盟の中井祐樹氏が紅白帯を授与するセレモニーが行われた。

試合は2日間に渡って行われ、天気や普段と異なる会場への戸惑いを感じさせない熱戦が繰り広げられた。

マスター5紫帯ライトフェザー級
〇大瀬純一 (FEAST柔術アカデミー)
vs
×関口隆三 (X-TREME EBINA)
クローズドガードから攻め続ける関口の足が一瞬オープンになった隙をついて、大瀬がパスガードをきめにかかる。何度もニースライスの形からパスガードを試みて、ついに残り30秒をきったところでパスガードが成立。大瀬が勝利を飾った。

マスター5紫帯ミドル級
〇渡邉敏行 (パラエストラ八王子)
vs
×長田暢彦 (X-TREME EBINA)
渡邉が豪快なダブルレッグのタックルを繰り返し、テイクダウンが決まった2回のタックルで4点を奪う。長田も逆転を目指して動き続けるが至らず、渡邉の勝利となった。

マスター5茶帯ライトフェザー級
〇畑忠也 (X-TREME EBINA)
vs
×高辻八大 (パラエストラ東京)
中盤までボトムから攻撃をしかける高辻に対し、畑がスイープをきめて2点を先制する。その後再度ボトムから仕掛ける高辻に対し、ニーオンベリーとパスガードを成立させた畑がポイント差で勝利を果たした。

マスター5茶帯フェザー級
〇東條政利 (パラエストラ吉祥寺)
vs
×横町健 (CARPE DIEM)
序盤、横町が東條を腕十字の体勢に捕らえたものの、東條は何とかこらえる。残り1分半となったところで、東條が巴投げで2点を先制すると、横町もすぐに返す。横町が序盤に取ったアドバンテージで勝利したかと思われたが、残り10秒で東條も足を捕らえ、膝十字の体勢へ。これで東條にもアドバンテージが入り全くの同点に。最後はレフェリー判定で東條の勝利となった。

マスター5茶帯ライト級
〇三吉竹仁 (ポゴナ・クラブジム)
vs
×野中修 (ラグナロク柔術)
三吉がスイープとパスガードで5点をリードして迎えた残り2分。野中もスイープで2点を返す。力のぶつかり合いは三吉に軍配があがった。

マスター5黒帯ミディアムヘビー級
〇伊藤伸明 (パラエストラ小岩)
vs
×坂本宗彦 (Tokushima Escudo)
クローズドガードから攻める坂本に対し、伊藤はパスガードを狙う。お互いしつこく攻防し続けるが、スコアレスのまま終了。レフェリー判定で伊藤の勝利となった。

マスター5黒帯オープンクラス
〇小幡太郎 (TGRIP TOKYO)
vs
×坂本宗彦 (Tokushima Escudo)
ハーフガードで引き込んだ坂本に対し、小幡がパスガードを成立させて、3点を先制する。そこからサイドについた小幡が、坂本を引き起こしながら洗濯バサミとアームロックをセットで極め、一本勝ちをおさめた。