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【Special】[前編]今成正和はなぜ漫才師を殺さなかったのか

「折られちまえ」
「この漫才師が二度と営業に行けないように足の靭帯をボロボロにしてやってください」

2022年12月16日、ケータイの通知が鳴り止まなくなった。

RIZIN軍vs芸人軍 RIZIN柔術フェスティバルが大みそかに行われることがこの日発表された。

ことの発端は、芸人界の大先輩、ガリットチュウ福島さんがブラジリアン柔術を習い始めてたった一年で大活躍。

長いこと近所の道場で幽霊会員だった僕も触発されて週何回も練習に通うようになり、柔術歴13年にして白帯の大会で優勝。

青帯に昇格した。
(逆の立場だったらクレーム入れたい)

趣味をX(旧Twitter)にあげてもなあ。と試合後の打ち上げでそのまま道場に泊まり、眠気の取れない朝方、表彰台に上がった様子をなんとなくつぶやいたら普段付かないくらいのいいねが付いた。

それを見てくださったガリットチュウの福島さんが「一度練習してみたいなあ」と言ってるよ。と柔術ナビ編集長から連絡をいただいた。

芸歴19年にしてほとんどお笑い界で地上に上がったことのない僕は、

「仕掛けられて壊されるのでは」

とプロレス脳のまま早速トライフォース池袋さんに出稽古へ。

20歳の時に夜逃げ同然で逃げ出す前、東京吉本に所属していた僕、

「実は凄い昔、2度ほど司会していただいたことがあります。」

と福島さんに伝えると

「そうなんだ、へへへへ」

と感情の見えない笑顔で返され、スパーへ。

柔術歴13年の僕と、柔術歴1年の福島さんはキャリアと真逆の実力差を見せつけられ、その日屈強な黒帯集団のプロ連のような朝練を終え、命からがら逃げ帰った。

その日の夜、柔術ナビ編集長から電話。

「実は大みそかにRIZIN軍vs芸人軍の柔術マッチの話が出てるんだけど出ない?」

あの朝練はまさかの査定マッチだったのか!!!

「いや、たまたま今日練習のあと打ち合わせに行ったらそういう企画が持ち上がったんだよー」

と言っていただき、

残り1ヶ月を切った状態で謎すぎるオファーを受けた。


😃プロフィール😃
名前 エル上田|El Ueda
生年月日 1984年1月19日
出身地 神奈川県川崎市
所属道場 パラエストラ川崎
お笑いコンビ「エル・カブキ」のツッコミ・ネタ作り担当、立ち位置は向かって右。
X(旧Twitter)
note
エル・カブキ公式
YOUTUBE
相方のデロリアン林
X(旧Twitter)


今年も開催!「RIZIN柔術フェスティバル」の昨年の動画を公開!

RIZIN軍 vs. 芸人軍 全面対抗戦エキシビジョンマッチ

【中堅】今成正和 vs. エル上田(エル・カブキ)

▶︎動画はこちら

【先鋒】原虎徹 vs. アマレス太郎


▶︎動画はこちら

RIZINスペシャル柔術マッチ

藤野恵実vs.あきぴ


▶︎動画はこちら


RIZIN柔術フェスティバル2023

12/31(日)柔術フェス開催、4試合を実施!終了後にはSPトークショーも!株式会社MITSU presents 柔術フェスティバル

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