11月6日(土)神奈川県横浜市・横浜武道館柔道場で開催された主催:IF-PROJECT・協力:日本ブラジリアン柔術連盟『GroundImpact 2021 EAST』。
この日、アダルト黒帯フェザー級、マスター黒帯ライトフェザーの試合を紹介する。
まずは、アダルト黒帯フェザー級、世羅智茂(CARPEDIEM)vs塚田市太郎 (DAMM FIGHT JAPAN)のワンマッチ決勝。
塚田は、9月のJBJJF全日本マスターでマスター3黒帯フェザー級を制している。
【JBJJF】「第15回全日本マスター柔術選手権」黒帯レポート はこちら。
一方、世羅は、9月のJBJJF全日本ノーギでノリに乗っている森戸新士(藤田柔術)を決勝で敗って優勝を果たしている。
【JBJJF】「第9回全日本ノーギ選手権」アダルトエキスパートクラスレポートはこちらこちら。
序盤は、ボトムを選んだ塚田がラッソーガードに捕らえスイープのプレッシャーをかける。世羅はラッソーの解除を狙いつつパスガードを狙う展開。
2:30、塚田が立ち上がりスタンドの攻防を経由して今度は世羅がボトムを選択。
その後、何度かスタンドを経由しつつ上下が入れ替わる展開が続く。
8:00に均衡が崩れる。塚田がパスガードのアドバンテージ1を獲得する。そして再び塚田がパスガードを狙ってきたところに世羅がシングルレッグのタックルを敢行し成功。2ポイントを獲得。
このまま試合終了かと思われた9:40、塚田がオープンガードからカラードラッグで上下を入れ替えスイープに成功し、2ポイントを獲得する。
終始攻め続けた両者の緊張した一戦は、塚田の試合終了間際のポイントによりポイント2-2、アドバンテージ1-0で塚田の逆転勝利となった。
アダルト黒帯フェザー級
世羅智茂(CARPEDIEM)vs塚田市太郎 (DAMM FIGHT JAPAN)試合動画はこちら。
続いてマスター3黒帯ライトフェザー級 澤田真琴 (DRAGON’S DEN)vs森下悠助 (パラエストラ東京)。
この大会で最後となる黒帯の一戦はマスター世代の対決となった。
澤田は、9月のJBJJF全日本マスターでマスター1黒帯ライトフェザー級で八巻祐 (X-TREME EBINA)に敗れて準優勝。
一方、森下は今年黒帯になってからJBJJF、SJJJF、道着、NO-GI問わず試合に多くの試合に出場している。
ボトムを選んだ森下がクローズドガードからラバーガードや三角絞めのセットアップで果敢に攻める。
澤田は、猛攻を防ぎつつ少しづつスタッキングパスガードをセットアップしていき、3:10にパスガードに成功し3ポイントを獲得する。そこからバックを取りに行くが森下が巧みにディフェンスし、澤田にアドバンテージ1のみ加算。
澤田の後三角締め状態からガードになったところで時間切れ。ポイント3-0で澤田が勝利。
マスター3黒帯ライトフェザー級
澤田真琴 (DRAGON’S DEN)vs森下悠助 (パラエストラ東京)試合動画はこちら。
Photo by 八木沼志保/Shiho Yaginuma
Text by 新明佑介/Yusuke Shinmyo