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【IBJJF】『アジア柔術選手権2023』試合レポート|アダルト茶帯

IBJJFアジアの茶帯の目玉はなんといっても現役世界王者、コール・アバテの初来日だ。

コールはジュブナイル青帯からジュブナイル紫帯でムンジアル王者となり、今大会の1カ月前には茶帯でも世界王者となっている、正真正銘の世界トップ選手。

そんなワールドクラスの選手の試合が間近で見れるというのはIBJJFアジアならではのことだろう。

すでに王者の風格すら纏っていたコールは茶帯ライトのトーナメントにエントリー。

ここで3試合を戦い、その全試合を一本勝ちで極め切っての優勝は現役の世界王者なら当然ともいえる圧倒的なパフォーマンスだった。

そしてサプライズで行われたコールの黒帯昇格は決勝戦の勝ち名乗りを受けたコールにおもむろに近寄っていったギィ・メンデスがその腰に黒帯を巻いていく。

その様子を盟友タイナンが見届け、3人で記念写真に収まった。

この瞬間が今大会のハイライトといってもいいエモーショナルなモーメントで、コール黒帯昇格の報は瞬く間に世界中に知らされていった。

その舞台が日本で開催されたIBJJFアジアだったというのは歴史に残る一瞬だったと言えるだろう。



アダルト茶帯ルースター決勝戦
〇高杉魁(ALMA FIGHT GYM HOMIES)
vs
×アルフォンソ・モラエス(アリアンシ)
地元・名古屋の雄である高杉が茶帯ルースターを2-0で制して優勝し、表彰台で細川顕から黒帯を巻かれた。これまでの実績も充分でこの昇格も納得だ。



アダルト茶帯ライトフェザー決勝戦
〇岡泉海(CARPE DIEM)
vs
×ペドロ・ナカノ(EVOX BJJ)
激しいスイープ合戦を6-4で競り勝った岡泉がアジア戴冠を果たした。“ドゥンガ”ことペドロは敗れるも大会後に黒帯をホジェリオ・クリストより授与されている。



アダルト茶帯フェザー決勝戦
〇ダニーロ・ハマザキ(CARPE DIEM)
vs
×ノア・リム(EVOLVE MMA)
準決勝でトミー・ヤノから勝利して勝ち上がってきたシンガポールのノアをアドバンテージ差の0-0/3-0で勝利したダニーロが優勝。この優勝で長かった茶帯を卒業、黒帯昇格した。。



アダルト茶帯ライト決勝戦
〇コール・アバテ(AOJ)
vs
×クレイグ・ハッチソン(CARPE DIEM)
圧倒的な試合ぶりで全試合一本勝ちで優勝したコール。決勝戦は腕十字で極め、その決勝戦の直後にギィ・メンデスより黒帯贈呈のサプライズ。この黒帯昇格は今大会のハイライトとなった。



アダルト茶帯ミドル決勝戦
〇ジョセフ・チェン(フロタアカデミー)
vs
×チーチャン・チュウ(イマージョンMMA)
これまでノーギ&グラップリングで名を馳せていたジョセフだがギありでも強かった。決勝戦はアメリカーナで瞬殺し、茶帯ミドルを全試合一本勝ちで優勝している。



アダルト茶帯オープンクラス決勝戦
〇パク・ヨンジョン(ラテルイエローBJJ)
vs
×カウアン・タニノ(ATOS)
今大会で一番のアップセットはカウアンの敗北だろう。ミディアムヘビーを難なく優勝したカウアンがオープンクラス決勝戦でウルトラヘビーを一人優勝のパクにパスガードを許し0-3で敗れ準優勝に終わる。



女子アダルト茶帯フェザー決勝戦
〇髙本奈月(TATORU)
vs
×為愛子(小川柔術)
本来は3人巴戦だったが一人が欠場し同じ相手の2連戦。初戦で敗れた髙本だったが決勝戦では腕十字を極めてリベンジし嬉しいアジア初制覇を達成。


女子アダルト茶帯ルースター決勝戦
〇山田海南江(IGLOO)
vs
×カン・スジョン(アリアンシ)
国内ではなかなか適正体重で試合ができない山田だが、こういった国際大会ではルースターで試合ができるのがいいところ。このワンマッチ決勝戦はフットロックであっさりと一本勝ちで優勝。


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RESULTS
Day1 Podium
Day2 Podium
Day3 Podium

Photo and text by 橋本欽也/Kinya Hashimoto

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