NEWS ALL

【IBJJF】『アジア柔術選手権2023』試合レポート|マスター黒帯

緊張感溢れるアダルトカテゴリーに比べ、ややゆったりした感すらあるマスター黒帯カテゴリー。

ここにはかつてはアダルトカテゴリーで名を馳せていた往年の名選手たちが現在の年齢カテゴリーで出場し、燻銀のテクニックを見せていた。

そんな国内のマスター黒帯たちの試合は今大会の開催地である名古屋は日本でも有数の日系ブラジル人コミュニティがある土地柄を反映して日系ブラジルアンたちの活躍が目立っている。

その中でもビッグチームの代表クラスの試合となると2階の観客席から割れんばかりの応援合戦となり、コロナ禍の終焉を感じさせるほどの盛り上がりぶりは特筆モノだった。

残念ながらエントリーリストに名前があった海外勢のビッグネームの参戦はその多くがドタキャンになってしまったが、それを補ってもなお足りるほどの日系ブラジリアンの白熱した試合が続出していたのはIBJJFアジアならではのことだろう。



マスター6黒帯オープンクラス決勝戦
〇新川武志(吹田柔術)
vs
×福本吉記(クラブバーバリアン)
どちらもジム代表ながら現役バリバリのお2人。ジムで指導もしつつ自らも大会出場の姿勢は大いに見習うものがあるだろう。試合は体格で勝る新川が10-0で完封勝利。



マスター4黒帯ライト決勝戦
×ホジェリオ・クリスト(EVOX BJJ)
vs
〇アサダ・トシオ(BJJ CORE JAPAN)
日系ブラジリアンの頂上対決が実現・EVOX代表のホジェリオとBJJ CORE代表のアサダの試合はホジェリオのガードをパスしたアサダが5-0で劇的な勝利。



マスター5黒帯ライト決勝戦
〇横山和忠(Swells柔術ジム)
vs
×神田達也(ねわざワールド阪神)
長男・大鋳、次男・武司、三男・源太の横山3兄弟の父である和忠も息子らとともに大会出場。マスター5黒帯ライト決勝戦を11-0という大差の判定勝ちで優勝を飾った。



マスター4黒帯ミディアムヘビー決勝戦
〇マルセリーノ・レモス(小川柔術)
vs
×マルシオ・コバヤシ(Impacto BJJ)
本来はライト級のマルシオだが「いつも同じ相手と試合するのはつまらない」とあえてミディアムヘビーに参戦も決勝戦でマルセリーノに2-0で敗れた。勝ったマルセリーノは歓喜の雄叫び。



マスター5黒帯ミドル決勝戦
〇福住慎祐(福住柔術)
vs
×坂東澄保(パラエストラ北九州)
日本には数人しかいない黒帯5段の福住に黒帯1年生の坂東が挑んだマスター5黒帯ミドルのワンマッチ決勝戦は華麗な腕十字を極めた福住が鮮やかな一本勝ち。



女子マスター2黒帯ミディアムヘビー決勝戦
〇阿部陽子(CARPE DIEM)
vs
×テーガン・クラルプ(One Purpose BJJ)
昨年の茶帯ワールドマスター王者の阿部が黒帯としてIBJJFアジア初参戦。階級&無差別とも同じ相手に2連勝でWゴールド。階級別は絞めで一本勝ちしている。



女子マスター1紫帯フェザー決勝戦
〇渡部ひかる(ストライプル)
vs
×緒方詩帆(TATORU)
MMAで活躍中の青野ひかるは結婚して苗字が変わり、柔術は本名で出場。マスター1紫帯フェザー決勝戦を2-0で制し、久しぶりの柔術マッチでも強さを見せた。アダルトでの試合ぶりも見てみたい。



観客席から門下生の大声援を受けて試合をしていたImpacto BJJ総帥のヨースキ・ストー。マスター3黒帯ミディアムヘビーは優勝もオープンクラスは決勝戦で敗れて準優勝に。だが敗れても場内から惜しみない拍手が送られていた。



IBJJF主催大会やADCCなど主要大会を配信しているフローグラップリングのメインスタッフであるチェイス・スミス(パラゴン柔術)がプライベートで来日して試合出場。マスター1黒帯フェザーで1回戦を判定、2回戦をマウントからの絞めで一本負けでメダル獲得ならず。


PHOTO LIBRARY
※PHOTO LIBRARYは有料コンテンツNAVI PLUSのサービスです。
MOVIE
◎こちらの大会映像はメンバーシップ限定公開(ゴールドランク以上)となります。 メンバーシップのご登録はコチラから!  / @jbjjf1997  

RESULTS
Day1 Podium
Day2 Podium
Day3 Podium

Photo and text by 橋本欽也/Kinya Hashimoto

NAVI PLUS ログイン

マイページ

会員登録する
パスワードをお忘れの場合はこちら

カテゴリー