JBJJF主催の全日本オープンは4/29と5/3の2日間に渡って横浜武道館で開催された。
大会初日の4/29は青帯のみ、5/3は紫帯から黒帯までの試合が行われている。
この大会初日の1日をまるまる青帯に費やすほどに最近の青帯の出場者は多い。
青帯は16&17歳のジュブナイル青帯と、それ以上のアダルト青帯があり、今大会はアダルトのみが行われる全日本ということで、マスターカテゴリーの選手もアダルトに出場している。
ジュブナイル青帯にはキッズ時代から柔術をやっている経験者も多く、まだ10代とはいえ柔術歴が10年を超す選手も少なくない。
そんなキッズ~ジュブナイル青帯を経て今年からアダルトに参戦してきたラファエル・ユージが今大会のMVP的な活躍を見せた。
まだ17歳で現役高校生のラファエル・ユージは階級別のライトとオープンクラスでWゴールドを獲得。
その9試合のうち7試合を一本勝ちしており極めも強い選手だ。
そして来月にはMMAのプロデビューも控えており、これからは柔術とMMAの二足の草鞋を履くとのこと。
これからも活躍必至なラファエル・ユージ、この名前は覚えておいて損はないだろう。
ルースター決勝戦
正田聖龍 (ストライプルオハナ)
vs
伊藤義隆 (草柔会岩手)
過去2戦して1勝1敗のイーブンだった両者の3度目の対戦は正田がRNCで一本勝ち。
ライトフェザー決勝戦
永尾澪 (CARPE DIEM SENDAI)
vs
澁谷大輔 (CARPE DIEM JIYUGAOKA)
自由が丘と仙台のCARPE DIEM同士の対戦は仙台の永尾が同門対決を6-0で制して優勝。
フェザー決勝戦
有吉千春 (トライフォース)
vs
小林裕太 (CARPE DIEM ASHIYA)
22人参加の激戦区を勝ち抜いた有吉と小林の決勝戦はパスガードに成功した有吉が3-0で勝利して優勝。
ライト決勝戦
ラファエル・ユージ・ペレイラ(ボンサイ)
vs
渡邉天 (AXIS)
アグレッシブに攻め続けて圧倒的なパフォーマンスで優勝したラファエル。決勝戦は18-4と極めきれずも大差のポイント勝利。
ミドル決勝戦
岩本翔汰 (シュラプネル柔術アカデミー)
vs
ロドリゲス・カワエ (CHECKMAT JAPAN)
いまや世界的なグラップラーとして活躍中の岩本健汰の実弟・翔汰がミドルで優勝。決勝戦は腕十字で一本勝ちした。
ミディアムヘビー決勝戦
清水元輝(OVER LIMIT BJJ)
vs
村山智基 (GROUND CORE)
この決勝戦はDQ(Disqualification=失格)での決着となった。村山が袖に手を入れての反則負けで清水が優勝。
ヘビー決勝戦
關修人 (SISU MMA & BJJ)
vs
ダシルバ英樹 (パラエストラ渋谷)
マウントなどを奪って大量ポイントを獲得した關が10-0で圧勝して優勝を決めた。
オープンクラス決勝戦
ラファエル・ユージ・ペレイラ(ボンサイ)
vs
永尾澪 (CARPE DIEM SENDAI)
ライトフェザー優勝の永尾とライト優勝のラファエルの決勝戦。過去にも永尾に連勝しているラファエルが今大会でも勝利してWゴールドを獲得。
ラファエルはボンサイ柔術滋賀支部の代表のダニエル・ペレイラの長男で柔術歴は8年。高校では部活でレスリングをやっており、帰宅後は柔術で1日5時間の練習をしているという。6月は大阪のAFCでMMAのプロデビューを控えている。
日程:
2023年4月29日(土曜/Sat.)(青帯)
2023年5月3日(水曜・祝日/Wed.)(紫・茶・黒帯)
会場:横浜武道館 柔道場
〒231-0028 神奈川県横浜市中区翁町2丁目9番地10
大会名:第9回全日本ブラジリアン柔術オープントーナメント|9th ALL JAPAN Brazilian JIU-JITSU Open Tournament
公式結果/RESULT
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Photo and text by 橋本欽也/Kinya Hashimoto