橋本知之はワールドクラスの柔術家であることに異論はないだろう。
ここ数年の活躍ぶりは目覚ましく、ムンジアルの入賞こそ逃したものの、昨年はパンナムで3位入賞、パンパシでは優勝し、さらにパンパシではギだけでなくノーギでも優勝してのWゴールド。
そしてセミナーや教則動画販売などでもトップランクの売上で、試合以外でもその名を轟かせている。
そんな橋本知之だが、国内での試合はコロナ禍以降では初で、それも今大会ではフェザーでのエントリーとなった。
フェザーというと意外な気がするが、現在エントリー中のムンジアルはライトフェザーで、これまでのルースターから1階級アップしている。
ムンジアルでライトフェザーなのだから、国内大会ではその上の階級のフェザーで出場も納得がいく。
数年ぶりの橋本知之の国内試合出場はフェザーは大柳敬人と、オープンクラスはジエゴ・エンリケと決勝戦をクローズアウトしてWゴールド。
階級アップしての参戦、そしてオープンクラスでも勝利しての優勝はさすがという他ない。
また茶帯ではムンジアル参戦組の岸田、トミー、福島らがそれぞれ優勝しており、国内最強の選手たちが挑む世界最高峰での試合に好成績を期待したい。
黒帯ルースター決勝戦
芝本幸司 (トライフォース)
vs
佐々木洋一 (CARPE DIEM MITA)
ムンジアル参戦予定はないもの、相変わらずコンディションのよさを感じさせた芝本。決勝戦は43-0という大差の判定勝ち。
黒帯ライトフェザー決勝戦
野村優眞 (PATO STUDIO)
vs
木部亮 (SPLASH)
黒帯2年目の野村がベテランの木部から試合時間残り6秒のところで腕十字で一本勝ち。
黒帯フェザー決勝戦
橋本知之 (CARPE DIEM HIROO)
vs
大柳敬人 (CARPE DIEM HIROO)
CARPE DIEM HIROOのチームメイトで決勝戦をクローズアウト。準決勝で橋本は加古に、大柳は塚田に勝利している。
黒帯ライト決勝戦
山本幸輝 (X-TREME柔術アカデミー)
vs
後藤拓磨 (Flow Jiu-Jitsu)
3人巴戦で1回戦と同じ顔合わせで山本が後藤に2連勝して優勝。決勝戦では絞めを極めて一本勝ちした。
黒帯ミドル決勝戦
ジエゴ・エンリケ(CARPE DIEM MITA)
vs
高本裕和 (高本道場)
ワンマッチ決勝戦はアドバンテージで先制した高本をジエゴが追う展開で終盤にオモプラッタのスイープを決め2-0で勝利した。
黒帯オープンクラス決勝戦
橋本知之 (CARPE DIEM HIROO)
vs
ジエゴ・エンリケ(CARPE DIEM MITA)
無差別は4人全員がCARPE DIEMだったが支部違いということで1回戦は試合をし、そこで勝ち上がった両者がクローズアウト。
茶帯ルースター決勝戦
岸田宙大 (柔専館)
vs
渡邉直哉 (ポゴナ・クラブジム)
ムンジアル参戦を控える岸田が1回戦を三角絞め、決勝戦は2-0で勝利して優勝、ムンジアルに向け弾みを付けた。
茶帯ライトフェザー決勝戦
斉藤晶 (INFIGHT JAPAN)
vs
澤井雅登 (トライフォース)
試合に出まくってる斉藤もムンジアルに初参戦。今大会では澤井にRNCを極めて一本勝ちで優勝を果たす。
茶帯フェザー決勝戦
トミー・ヤノ(IGLOO)
vs
伏見達之介 (CARPE DIEM ASHIYA)
KIT6のリマッチはトミーがフットロックで一本勝ちしてvs伏見戦で全勝記録更新。トミーはムンジアル前にテキサスのARESで最終調整して挑む。
茶帯ライト決勝戦
福島聖也 (CARPE DIEM ASHIYA)
vs
クレイグ・ハッチソン(CARPE DIEM JIYUGAOKA)
CARPE DIEMの支部同士の決勝戦だがクローズアウトせずガチ試合。試合はスイープを決めた福島が2-0で制した。
茶帯ミディアムヘビー決勝戦
デヴィッド・ヌネス (INFIGHT JAPAN)
vs
手良向一嘉 (トライフォース)
いつも気合で吠えまくってるデヴィッドが1回戦をRNC、決勝戦を7-2で勝利して優勝を決めた。
茶帯オープンクラス決勝戦
クレイグ・ハッチソン (CARPE DIEM JIYUGAOKA)
vs
福島聖也 (CARPE DIEM ASHIYA)
ライト決勝戦のリマッチは秒殺試合に。下になったクレイグが三角絞めを仕掛けてタップを奪い、1:22 一本勝ちでリベンジ&優勝。
日程:
2023年4月29日(土曜/Sat.)(青帯)
2023年5月3日(水曜・祝日/Wed.)(紫・茶・黒帯)
会場:横浜武道館 柔道場
〒231-0028 神奈川県横浜市中区翁町2丁目9番地10
大会名:第9回全日本ブラジリアン柔術オープントーナメント|9th ALL JAPAN Brazilian JIU-JITSU Open Tournament
公式結果/RESULT
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Photo and text by 橋本欽也/Kinya Hashimoto