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【JBJJF】『全日本オープン柔術オープントーナメント』女子試合レポート

全日本オープン、最後のレポートは女子の試合の数々を紹介する。

この全日本オープンの女子カテゴリーは黒帯の試合は行われず茶帯が最高位の帯色となった。

国内にも黒帯女子は増えてきているが、試合となるとまだ組みにくいのが現状だ。

昨年の全日本でも女子の黒帯はルースター、ライトフェザー、そしてオープンクラスの3階級のみの実施であった。

今年の全日本では昨年以上の黒帯女子の試合が組まれることを期待したい。

そんな中で突出した試合ぶりを見せていたのが高本奈月だ。

高本は昨年に茶帯に昇格して以来、負けたのは茶帯デビュー戦だったKIT5(2022年8月)のvs岸田蘭音戦のみで、その他の大会では全勝中という快進撃。

今大会でも階級別のみの試合ではあるが、1回戦を8-0、決勝戦を28-0という大差での勝利で圧勝しており、コンディションのよさを感じさせた。

その高本も来月にはロサンゼルスで開催させるムンジアルへ初出場が決まっている。

ムンジアルはブラジリアン柔術の最高峰大会で、いま柔術シーンには柔術の世界大会は数あれど、ムンジアルこそが唯一無二の世界選手権であることに異論をはさむ余地はない。

ムンジアルで優勝することこそが世界王者といえ、その高き頂きに挑む高本は、世界初挑戦でどれだけ勝ち進めるかに注目したい。



女子紫帯ルースター決勝戦
松中真葉 (AXIS)
vs
田村由里子 (トライフォース)
4人トーナメントの決勝戦はテイクダウンで2ポイントを奪取した松中が勝利。


女子紫帯ライトフェザー決勝戦
高崎栞 (X-TREME EBINA)
vs
川村竜子 (BOHEMIANS)
柔道経験者でトップゲームの強さに定評がある高崎が1回戦を不戦勝で勝ち上がり、決勝戦で2-0で勝利して優勝した。


女子紫帯フェザー決勝戦
ヘナータ・ハルミ(INFIGHT JAPAN)
vs
柴田紗希 (大阪府警ブラジリアン柔術クラブ)
柔術オンリーのヘナータvs柔道の強豪だった柴田の決勝戦はスイープの2ポイントでヘナータが接戦を制した。


女子茶帯フェザー決勝戦
髙本奈月 (TATORU)
vs
倉持梨奈 (パラエストラ千葉)
過去大会で対戦しているリマッチは28-0という大差で髙本が勝利した。1回戦&決勝戦ともバックテイクが冴えていた。


女子茶帯フェザー表彰台
優 勝 髙本奈月 (TATORU)
準優勝 倉持梨奈 (パラエストラ千葉)
3 位 守脇美友 (CARPE DIEM KAMAKURA)


女子青帯オープンクラス決勝戦
柳朝海 (マスタージャパン東京)
vs
澤井佑夏 (CARPE DIEM ASHIYA)
階級別のリマッチだったこのオープンクラス決勝戦はミドルで敗れた柳が澤井のハーフガードをパスして3-0で勝利、金メダル。


女子青帯オープンクラス表彰台
優 勝 柳朝海 (マスタージャパン東京)
準優勝 澤井佑夏 (CARPE DIEM ASHIYA)
3 位 奥富夕夏 (リバーサルジム新宿Me,We)岡部可奈 (柳澤柔術)


女子紫帯オープンクラス決勝戦
中山有加 (YAWARA原宿柔術アカデミー)
vs
ヘナータ・ハルミ(INFIGHT JAPAN)
柔道から柔術に転向してきた中山がフェザー優勝のヘナータからキムラを極めて秒殺一本勝ちで優勝、階級別の一人優勝と合わせてWゴールド獲得。


女子紫帯オープンクラス表彰台
優 勝 中山有加 (YAWARA原宿柔術アカデミー)
準優勝 ヘナータ・ハルミ(INFIGHT JAPAN)
3 位 川村竜子 (BOHEMIANS)

日程:
2023年4月29日(土曜/Sat.)(青帯)
2023年5月3日(水曜・祝日/Wed.)(紫・茶・黒帯)
会場:横浜武道館 柔道場
〒231-0028 神奈川県横浜市中区翁町2丁目9番地10
大会名:第9回全日本ブラジリアン柔術オープントーナメント|9th ALL JAPAN Brazilian JIU-JITSU Open Tournament
公式結果/RESULT
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Photo and text by 橋本欽也/Kinya Hashimoto

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