本日、横浜武道館で『JBJJF第22回全日本ブラジリアン柔術選手権』が開催された。
今年の会場はメインアリーナだ。巨大ビジョンがある大きな会場は全日本に相応しい。
そしてメインアリーナでの柔術大会開催は初開催だ。
神奈川県での全日本選手権は昨年に引き続き2回目である。
朝10時の開場時間。
入口では、新しい試みである検温機&シールが発行される機器で順番に入場する。朝イチは多くの来場があるがスムーズである。
本日は物販も充実していた。
JBJJF初出店のブルテリア、参加者・優勝者の副賞を提供しているマッスルテック・XTEND、道衣メーカーKINGZ JAPAN、アスリートの練習前の栄養補給に最適なトレイルバター、減量期の血糖値安定や美容・健康に役立つJIU-JITSU NAVIチョコレート。
メインアリーナ入口で消毒を済ませて、選手達がセコンドと共に荷物を置き場を探す。
練習をやり切ったという自信をみなぎらせる選手や緊張で顔が強張る選手など十人十色だ。
今大会は、感染症対策で選手とセコンドのみ、無観客で開催された。
大会に先立ち中井祐樹会長の挨拶。
そしてRIZINで活躍中のホベルト・サトシ・ソウザ選手(ボンサイ柔術)とクレベル・コイケ選手(ボンサイ柔術)にJBJJFから柔術を広めた功労者として表彰が行われた。
試合の方は、予想通り熱い試合が続いた。
芝本幸司(トライフォース)の全日本10連覇に注目が集まっていた。残り10秒で山本博斗(IGLOO)がスイープを決め逆転勝利という劇的な結果となった。
森戸新士(藤田柔術)が、ライト級最強を誇っていた毛利部慎佑(リバーサルジム川口リディプス)からリアカラーチョークで勝利し優勝した。
Diego Henrique(CARPE DIEM)と山中健也(IGLOO)の熱いシーソーゲームは、レフェリー判定でDiegoが勝利した。
イゴール・タナベ(IGLOO)は、鬼神の如き強さで階級・オープンクラスを制してWゴールド。
黒帯デビュー戦のFernanda Cristo (エボクス ブラジリアン柔術)はWゴールド。
団体成績は、優勝CARPE DIEM、準優勝IGLOO、3位トライフォース柔術アカデミーとなった。
コロナ禍での無観客、そして若者の活躍で波乱もあり忘れられない全日本となった。
各カテゴリーの試合レポートは後日掲載予定です。
Photo by 八木沼志保/Shiho Yaginuma
Text by 新明佑介/Yusuke Shinmyo