ブラジリアン柔術の茶帯は黒帯の一つ前の帯色で、全日本で優勝するようなレベルの選手は、もういつ黒帯になってもおかしくない、黒帯リーチの選手たちといっていい。
実際に昨年の全日本・茶帯の優勝者やメダリストたちは今年は黒帯として参加している選手も少なくない。
とはいえ、昨年と同様に今年も茶帯で出ている選手もおり、初めて茶帯で出た選手に2年目や3年目の茶帯たちが混在し群雄割拠の様相を呈していた。
そんな中で目覚ましい活躍をしていたのはフェザーとオープンで優勝しWゴールドの平田孝士朗(CARPE DIEM)だ。
平田は昨年のJBJJF全日本は出ていなかったがSJJJFの全日本でWゴールドを獲得し、年を跨いで統一全日本王者となった。
また今大会の前月には無観客&配信大会「KIT」の予選大会であるKIT TRIALでも優勝し、本戦出場を来てており、いまノリに乗っている。
階級&無差別で4試合を戦い、階級決勝以外は一本勝ちしており、極めの強さも大きな魅力だ。
そして平田は今月末に開催の無観客&配信大会「KIT03」の賞金トーナメントに出場し、並みいる強豪揃いの黒帯の中に唯一の茶帯として参戦するするが、そういった黒帯相手でも充分に通用すると思わせる実力者ぶりを見せていた。
またライトフェザーは昨年度の紫帯王者の野村優眞(PATO STUDIO)が茶帯でも優勝し、青帯から茶帯で3年連続優勝&全日本3連覇を達成している。
ルースターは昨年の3位入賞の高橋弘毅 (ブレイブハート)を破った宮崎晃一 (PATO STUDIO)が優勝。この階級は4人エントリーだったため出場者全員がメダリストとなった。
野村優眞 (PATO STUDIO)は2019年に青帯で、2020年は紫帯で全日本を制しており、今年は決勝戦で橋本淳 (CARPE DIEM)から勝利して優勝を決め、3年連続優勝&3連覇の快挙。
これまでライト級を主戦場にしていた平田孝士朗(CARPE DIEM)が階級を落としフェザーで参戦。過去2連勝している鈴木和宏 (トライフォース)から17-2という大差の判定勝ちで優勝。
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大会前日まで減量で苦しんだマイケ・オオウラ(IGLOO)は水抜きでなんとか計量をクリアし、ライト級を制覇。決勝戦はクレイグ・ハッチソン(CARPE DIEM)と対戦しポイント0-0、アドバンテージ5-2での勝利。
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ミドル決勝戦は鹿志村仁之介(IGLOO)が坂田康介(GSB)から電光石火のヒザ十字を極めて優勝。鹿志村は1回戦も極めて勝っており、2試合連続の一本勝ちだった。
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ヘビー級はワンマッチ決勝戦で市川公貴 (トライフォース)がセルゲイ・ベドネフ (グレイシーバッハ)からアームロックを極めて一本勝ちし金メダル獲得。
昨年もミディアムヘビーで優勝している柳井夢翔 (リバーサルジム新宿Me,We)は今年は一人エントリーの試合なしでの優勝となった。柳井は無差別で試合をしたがクレイグに敗れ3位に終わる。
オープンクラスはフェザー優勝の平田とライト準優勝のクレイグのCARPE DIEM・自由が丘のインストラクターコンビでクローズアウト。平田が優勝、クレイグが準優勝となった。