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【JBJJF】『全日本キッズ柔術選手権』レポート

実に3年ぶりの開催となったJBJJFのキッズ大会「全日本キッズ」。

今大会は5/1(日)に横浜武道館で行われ、この前日には全日本ノーギオープンが開催されており、2日連続のJBJJF主催大会開催となった。

JBJJFでは他の連盟と違い、キッズとアダルトを同時に開催することはなく、キッズはキッズだけの大会として単独開催となっている。

そして2019年の大会開催の後にコロナ禍に突入し、キッズ大会の開催は見合わされていたが、ここにきて満を辞して全日本キッズの開催が再開された。

一時は新型コロナの感染者数の増加により開催が危ぶまれていたが、こうやって無事に開催されたのは喜ばしいことだろう。

もちろんこの大会再開は歓迎をもって迎えられ、日本全国からキッズ柔術家が集結し、キッズ日本一の称号を得ようとキッズとオトナが一丸となって試合に挑んでいた。

大会は無観客はもちろんのこと、3部制で行われており、その都度選手&セコンド、保護者が一時退出し、消毒などの感染対策を講じてから試合再開という徹底ぶり。

こういった感染対策の予防努力がJBJJFによって行われていることは、もっと広く周知していって欲しいと思う。


ティーン1橙帯ライト決勝戦
須田雄律 (SCORPION GYM)
vs
坂口輝育 (CARPE DIEM HOPE)
今大会の2日前に開催されたSJJJF主催のキッズ大会でも優勝している須田が連続参戦&連続優勝。この試合でも腕十字を極めて一本勝ちで優勝。


ティーン2橙帯ミドル決勝戦
伊従壮太 (X-TREME EBINA)
vs
佐野カイラ (AXIS)
キッズながらループチョークの名手として知られる伊従だが、この決勝戦では絞めは不発。だがしっかりとスイープでポイントを獲得し2-0で勝利して優勝を決めている。


ティーン1黄帯ライト決勝戦
青木凰夏 (CARPE DIEM MITA)
vs
エンゾ・イマザト(カーロストヨタBJJ)
過去にプロマッチでも対戦しているライバル関係にある両者の試合はいつも熾烈を極める。このワンマッチ決勝戦でもエンゾが先制したが後半に青木が逆転し6−4で接戦をモノにした。


ティーン2黄帯ライト決勝戦
クリスチャン・マツオ(カーロストヨタBJJ)
vs
高本哲至 (高本道場)
いま試合に出まくっているクリスチャンはアグレッシブスタイルで連戦連勝。今大会ではガードからの腕十字を極めて一本勝ちし、またも金メダル獲得。


ティーン2黄帯ミドル決勝戦
水上琥太郎 (CARPE DIEM)
vs
河又純大 (ポゴナ・クラブジム)
この水上もSJJIFキッズ大会と中2日で連続参戦。SJJJFでは判定勝ちだったが今大会では絞めを極めての一本勝ちで2大会連続優勝。


女子ジュニア2黄帯ライトフェザー決勝戦
吉村千菜 (X-TREME EBINA)
vs
高本珠緒 (高本道場)
最近はなかなか勝ち星に恵まれていなかった吉村だが、今大会では三角絞めを極めて一本勝ちでワンマッチ決勝戦を制す。この勝利は継続は力なり、ということを証明した。


女子ジュニア3黄帯ルースター決勝戦
高橋新奈 (アクシス柔術アカデミー)
vs
ミレーナ・ハシモト(INFIGHT JAPAN)
小柄な体躯なため、いつも適正体重での試合が組まれずに階級が上の相手が多かった高橋だが、今回は久しぶりにルースターでの試合となり、腕十字を極めて一本勝ちでお約束の勝利のポーズ。


女子ジュニア3黄帯ミディアムヘビー決勝戦
吉永さくら (パラエストラ岐阜)
vs
フェルナンダ・メデイロス(INFIGHT JAPAN)
姉の愛と二人三脚で柔術を頑張ってる吉永姉妹の妹・さくらも姉に続けとばかりに好成績を残している。今大会では腕十字を極めて一本勝ちしてワンマッチ決勝戦で優勝。


女子ティーン2橙帯フェザー決勝戦
高林倫 (ボンサイ)
vs
ノリエ・ルイス(INFIGHT JAPAN)
いまMMAで旋風を巻き起こしているボンサイ柔術の中で、女子キッズの代表格なのがこの高林だ。すでに中学生となりキッズというにはおこがましいが、得意の腕十字のキレは相変わらずだった。高林は大会後に緑帯に昇格している。


女子ティーン3橙帯フェザー決勝戦
藤里佳子 (CARPE DIEM MITA)
vs
渡邊花美 (ボンサイ)
激しいスタンドでの攻防を展開していたこの両者の試合はテイクダウンで勝敗が決し、2−0で藤が勝利。だがどちらが勝ってもおかしくない内容だったのでリマッチが見たい。


女子ティーン2橙帯ヘビー決勝戦
ハファエラ・シウバ (INFIGHT JAPAN)
vs
ナタリア・シミズ・ウエダ(BJJ CORE JAPAN)
日系ブラジリアン同士のワンマッチ決勝戦だったこの階級はINFIGHT JAPAN代表・ヘナートの次女であるハファエラ・アユミがパス&マウントで大量ポイントを獲得し10-0で完勝。

PHOTO LIBRARY

大会概要
2022年5月1日(日)神奈川県・横浜武道館 武道場
大会名:第14回全日本キッズ柔術選手権

Photo and text by 橋本欽也/Kinya Hashimoto

今後のJBJFの大会

5月 May
21 第9回東日本柔術選手権(階級別/全帯) エスフォルタアリーナ八王子
22 第9回東日本柔術選手権(オープンクラス/全帯) 墨田区総合体育館
22 第1回東日本ノーギ柔術選手権 墨田区総合体育館
29 第9回西日本柔術選手権(白帯) 丸善インテックアリーナ大阪
29 第1回西日本ノーギ柔術選手権 丸善インテックアリーナ大阪
6月 June
26 第9回西日本柔術選手権(青・紫・茶・黒帯) 大阪市立修道館
7月 July
9-10 第5回全日本マスター柔術オープントーナメント 愛知県武道館
17 第5回北陸柔術選手権 県営富山武道館
8月 August
28 第12回四国柔術選手権 徳島県立中央武道館

 

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