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【JBJJF】全日本マスター2022:黒帯&茶帯・オープンクラス

2/25-27の3日間、東京・綾瀬の東京武道館にてJBJJF主催の「全日本マスター」が開催された。

2/25の大会初日は金曜日で平日なのだが、全日本マスターの無差別級と、全日本マスターと同時開催された東京オープンが行われている。

この東京オープンのレポートはまた別の機会に譲るとして、ここではその全日本マスターの無差別級の試合の数々を紹介したい。

黒帯はマスター1がエントリーなしで行われずにマスター2〜5までの4カテゴリーが行われた。

その中でも屈指の名勝負となったのはマスター3黒帯オープン決勝の中村大輔vs塚田市太郎の一戦だ。

過去にも対戦経験がある両者だが、今回は4-4/1-0という僅差の内容でアドバンテージ1差で中村が競り勝った形での優勝だった。

だがPATO STUDIO代表として専業柔術家の中村に対し、工場勤めの傍らに柔術をやっている塚田では柔術に取り組む環境は雲泥の差であり、それでいてこの僅差の試合内容は敗れたとはいえ塚田の奮闘ぶりを評価したい。

その他にはマスター2黒帯オープン決勝はトーマス・ミッツと濱岸正幸がCARPE DIEMの同門対決に挑んでトーマスが一本勝ちし、マスター3黒帯オープン決勝では高本裕和vs石田弘のワンマッチで高本が得意のカーフスライサーを極めて快勝。

またマスター4黒帯オープン決勝では97年に行われた「トーナメント・オブ・J」以来、25年ぶりの再戦が実現した林俊介vs小幡太郎が行われ、小幡が2-0で勝利してリベンジを果たしている。


マスター2黒帯オープンクラス決勝戦
トーマス・ミッツ(CARPE DIEM)
vs
濱岸正幸(CARPE DIEM)
自由が丘のトーマスと三田の濱岸のCARPE DIEM対決はトーマスが送り襟絞めを極め、3:38 一本勝ちでワンマッチ決勝戦を制した。トーマスはミディアムヘビーも一人優勝でWゴールド獲得。


マスター3黒帯オープンクラス決勝戦
中村大輔(PATO STUDIO)
vs
塚田市太郎(DAMM FIGHT JAPAN)
大会屈指の名勝負となった中村と塚田の一戦は試合時間5分をフルに使って激戦を展開しアドバンテージ1差で中村が勝利も、この2人に5分は短かった。


試合終了直後に思わず漏れた「もっとやりたかった」という中村のコメントがすべてを物語っっているだろう。またいつかこの2人の再戦の実現を期待したい。


マスター4黒帯オープンクラス決勝戦
高本裕和(高本道場)
vs
石田浩(頂柔術)
このカテゴリーもワンマッチ決勝戦で試合は高本が得意とするレッグスプレッドからのカーフスライサーを極め、2:18 一本勝ちで優勝し大会連覇を決めた。


マスター5黒帯オープンクラス決勝戦
小幡太郎(DRAGON'S DEN)
vs
林俊介(パラエストラ東京)
この試合は97年に行われた「トーナメント・オブ・J」以来、25年ぶりの再戦。その試合では林が勝利したが、今回は小幡が2-0で勝利して4半世紀ぶりのリベンジ達成。


マスター1茶帯オープンクラス決勝戦
村上優(吹田柔術)
vs
ケビン・ハンフリーズ(ダムファイトジャパン)
関西vs群馬の日米対決は甲乙つけがたい試合内容になり、レフェリー判定で村上が辛勝した。


マスター2茶帯オープンクラス決勝戦
市川公貴(トライフォース)
vs
和田俊宏(X-TREME EBINA)
アダルトでも活躍する市川が和田に対しパスガードなどを決め5−2で勝利。


マスター3茶帯オープンクラス決勝戦
ブレイン・ダートン(CARPE DIEM)
vs
奥野泰輔(CAVE)
MMAでも活躍する奥野をマウントからのエゼキエルで一蹴したダートンが2:18 一本勝ちで優勝。


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2022年2月25-27日 第16回全日本マスター柔術選手権
16th All Japan Master JIU-JITSU Championship
PHOTO LIBRARY

Photo and text by 橋本欽也/Kinya Hashimoto

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