大会2日目に行われたJBJJF全日本マスターの茶帯カテゴリー。
ここにはMMAで活躍するプロ選手が4人エントリーしていた。
パンクラスを主戦場とする八田亮はマスター1茶帯ルースターのワンマッチ決勝戦で送り襟絞めで一本勝ちして優勝。
そして齢50歳にしてなお現役バリバリで、次戦は5月にHEATでイゴール・タナベとのMMAマッチが決まっている桜井隆多はマスター5茶帯ミディアムヘビーで2試合を勝ち抜いて優勝している。
またマスター2茶帯フェザーには元修斗環太平洋フェザー級王者で、3/21のプロ修斗の大会で引退セレモニーを控える土屋大喜が出場、1回戦をレフリー判定勝ちしたが決勝戦はポイント判定負けし準優勝に終わった。
女子では元修斗女子世界スーパーアトム級王者&元DEEP JEWELSアトム級王者の黒部三奈が数年ぶりという柔術マッチ出場も初戦敗退となっている。
このようにMMAと柔術の試合を並行して行う選手らもおり、いまやMMAにおいて柔術のスキルは必須科目であることは疑いようがなく、この潮流は今後も続いていくことだろう。
女子のカテゴリーでは2カテゴリーが成立しており、マスター1茶帯フェザーではムンジアル帰りの守脇美友が腕十字を極めて一本勝ちし、マスター3茶帯ライトフェザーは澤田明子がそれぞれ優勝を果たしている
マスター1茶帯ルースターでワンマッチ決勝戦を送り襟絞めを極め、3:23 一本勝ちして優勝した八田亮(
ストライプルオハナ)。大会後に黒帯昇格となり、長かった茶帯を卒業した。
マスター1茶帯ライトフェザー優勝は栃澤欣之(徳島柔術)。これまではX-TREME EBINAにいたが、現在は徳島在住となり遠征しての大会出場だった。
決勝戦を腕十字の一本勝ちで極めてマスター1茶帯フェザーで優勝した田中義篤(CARPE DIEM)は北海道の十勝で自身のジムをイチから作っており、現在は建築の真っ最中。大会後には念願だった黒帯昇格を果たした。
引退セレモニーを控える土屋大喜(トライフォース )はマスター2茶帯フェザーで準優勝に終わる。土屋に勝利した高橋謙人(CARPE DIEM)は大会後に黒帯となっている。
3試合連続の一本勝ちで圧倒的な内容でマスター2茶帯ライトで優勝した池田誠(CARPE DIEM)。1回戦は腕十字、準決勝と決勝戦は送り襟絞めで極めている。
昨年度の同級王者、青山清利はマスター4茶帯フェザーの決勝戦に進出するも決勝戦で同じCARPE DIEMの脇丸俊郎にレフリー判定で敗れ、大会2連覇ならず。
5月にHEATでイゴール・タナベとの試合が決まっている桜井隆多(R-GYM)はマスター5茶帯ミディアムヘビーの3人巴戦の2試合を判定勝ちして優勝。イゴールとの試合に向け弾みをつけた。
女子のマスター1茶帯フェザーの守脇美友(CARPE DIEM)と倉持梨奈(パラエストラ千葉)のワンマッチ決勝戦。試合は腕十字を極めた守脇が4:15 一本勝ちで優勝した。
女子マスター3茶帯ライトフェザーは澤田明子(DRAGON'S DEN)が優勝し、旦那の澤井真琴とともに夫婦で金メダルというアベック優勝の快挙。
修斗とDEEP JEWELSでチャンピオンになっている黒部三奈(マスタージャパン)は女子マスター3茶帯ライトフェザーに出場も初戦敗退。慣れないドーギマッチに戸惑いがあったか。
PHOTO LIBRARYはこちら
Photo and text 橋本欽也/Kinya Hashimoto
JBJJFの今後の大会(3月〜4月)