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【JBJJF】『ヒカルド・デラヒーバ杯2022』2日目のレポート

デラヒーバカップの大会2日目の注目はアダルトの黒帯と茶帯。

アダルト黒帯はフェザー級の1階級のみだったが、アダルト茶帯はフェザーとライトの2階級が行われた。

アダルト黒帯フェザーの6人トーナメントの決勝戦に勝ち上がってきたのは本命と目されていたジエゴ・エンリケとその対抗馬の加古拓渡だった。

この両者の過去の対戦戦績は4戦ともジエゴが勝利しており、今回は5回目の対戦となっている。

過去全敗の加古が初勝利を挙げるか、それともジエゴが全勝記録を更新するかという注目の試合はまたもジエゴが勝利してvs加古戦で5戦5勝とした。

敗れた加古は昨年のムンジアルで初戦敗退してから現役引退を表明しつつも、こうやってトップ戦線に食い込んでおり、この踏ん張りは賞賛に値するだろう。

そしてアダルト茶帯のフェザー級は今年のJBJJF全日本の再戦となるダニーロ・ハマザキと鈴木の決勝戦。

前回の対戦ではダニーロがパスして勝利したが、今回はレフリー判定にもつれ込む接戦となるも、場外際のテイクダウンでニアアドバンとなったダニーロが接戦を制し、全日本に続き2連勝して優勝を決めた。

またJBJJF全日本で紫帯で優勝した土屋皓仰が今大会で茶帯デビュー戦となり、ライト級決勝戦で富山から遠征してきた村井俊太と対戦して2-0で敗戦濃厚な中、試合終了間際に執念のパスガードを決めて3-2で劇的な逆転勝利を収めての優勝だった。

他に同日に開催されたマスター黒帯の階級別ではワールドマスターで優勝した澤田真琴が凱旋試合を行い、危なげなく判定勝ちしている他、怪我でKIT6を欠場した白木大輔も試合復帰して腕十字で一本勝ちし、それぞれワンマッチ決勝を制しての優勝を果たしている。


アダルト黒帯フェザー決勝戦
ジエゴ・エンリケ (CARPE DIEM MITA)
vs
加古拓渡 (GSB)
過去4戦してジエゴが全勝のこの顔合わせは今回も6-0でジエゴが連勝記録を更新。


アダルト茶帯フェザー決勝戦
ダニーロ・ハマザキ (CARPE DIEM MITA)
vs
鈴木和宏 (トライフォース)
拮抗した内容のリマッチは結果的にノーアドバンだった場外際のテイクダウンが評価されたかレフェリー判定でダニーロ勝利。


アダルト茶帯ライト決勝戦
土屋皓仰 (PATO STUDIO)
vs
村井俊太 (Evermove)
今大会で茶帯デビュー戦の土屋が村井から試合終了間際のパスを決め3-2で劇的な逆転勝利。


マスター2黒帯フェザー決勝戦
土屋大喜 (トライフォース)
vs
堀江航 (CARPE DIEM SETAGAYA)
今大会の前日には横浜オープンにも出場していた堀江が連続出場も土屋に6-2で敗れ準優勝に終わる。

 


マスター3黒帯ライト決勝戦
白木大輔 (CARPE DIEM HOPE)
vs
澁谷明広 (ヒロBJJ)
KIT6を負傷欠場した白木が復帰戦を行い、腕十字で一本勝ちして再起。


マスター4黒帯ルースター決勝戦
澤田真琴 (DRAGON’S DEN)
vs
酒井優 (パラエストラ東京)
ワールドマスター帰りの澤田が凱旋試合を行い、バックを奪って4-0で快勝。


マスター5黒帯ライト決勝戦
大原道広 (ポゴナ・クラブジム)
vs
岡本孝昭 (トライフォース)
マスター5=51歳以上のカテゴリーのベテラン黒帯の対戦は大原が6-0で盤石の勝利、JBJJF全日本マスターオープンに続き2大会連続優勝。


女子アダルト紫帯オープンクラス決勝戦
浦辺里香 (トライフォース)
vs
村井成美 (Evermove)
ワールドマスター王者の浦辺がアダルトにエントリーし、JBJJF全日本3位の村井からレフェリー判定ながら勝利したのは特筆モノだ。

Photo and text by 橋本欽也/Kinya Hashimoto

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