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【JBJJF】『ヒカルド・デラヒーバ杯』3日目レポート

デラヒーバカップの大会最終日はアダルトの青帯と紫帯、そしてジュブナイル青帯などが行われている。

アダルト青帯では元MMAのトップ選手で、MMA転向前は柔道家として輝かしい実績を持つ小見川道大がフェザー級にエントリーしていたのが話題になっていた。

小見川はすでに昨年12月末にASJJFの大会で柔術デビュー戦を戦っており、そこではマスター青帯でエントリーし、全試合一本勝ちという圧倒的な内容で優勝している。

だが今大会ではアダルトでの参戦で、すでにマスター3の年齢である小見川が果たしてアダルトでどんな試合ぶりを見せるのか?に注目が集まった。

10ヶ月ぶりの柔術マッチに挑んだ小見川は決勝戦までは一本勝ちで勝ち進むも、その決勝戦では熊田堅信に2-11の大差の判定負けで敗れて準優勝に終わった。

小見川に勝った熊田は小見川との決勝戦までは一本勝ちで勝ち上がっていき、その勢いのまま優勝を果たしたとのことで、互いに青帯では突出した選手同士の対戦だったといえるだろう。

ちなみに熊田は今大会の翌週に岩手県岩手市で開催されたJBJJF東北選手権でも青帯フェザーとオープンクラスで優勝し、Wゴールドを獲得している。

アダルト紫帯ではルースターで横浜オープンと連戦となった渋澤諒真がワンマッチ決勝を制し、ライトフェザーでは高専柔道から柔術転向した佐藤晶が、そしてライト級では関西から遠征してきた為房虎太郎が、ミドルは手良向一嘉らが金メダル獲得。

またジュブナイル青帯では他連盟ではアダルト青帯でも結果を残している大野知輝と吉永愛がそれぞれ優勝を果たしている。


アダルト青帯フェザー決勝戦
小見川道大 (IGLOO)
vs
熊田堅信 (AXIS)
互いに一本勝ちの連続で決勝戦まで勝ち上がった両者だが、この試合は熊田がポジショニングで圧倒し11-2で大差の判定勝ち。


小見川に勝利した熊田は翌週に開催されたJBJJF東北選手権でアダルト青帯フェザー&オープンで優勝しWゴールド。今後も注目の選手といっていいだろう。


アダルト紫帯ルースター決勝戦
渋澤諒真 (PATO STUDIO)
vs
利根川孝弘 (パラエストラ吉祥寺)
横浜オープンに続いて参戦の渋澤はまたもワンマッチ決勝戦となり、2-0で危なげなく勝利して2大会連続優勝。


アダルト紫帯ライトフェザー決勝戦
斉藤晶 (INFIGHT JAPAN)
vs
楢山吉隆 (トライフォース)
優勝本命と目されていた楢山に勝利して優勝した斉藤は高専柔道から柔術に転向したテクニシャン。巧みなガードワークが光った。


アダルト紫帯フェザー決勝戦
関澤翔 (パラエストラ古河)
vs
坂野開 (トライフォース)
決勝戦は一本勝ちだった関澤がこの階級の優勝者。短い試合時間でフィニッシュした。


アダルト紫帯ライト決勝戦
為房虎太郎 (Carpe Diem芦屋)
vs
ルイス・ケルビン(BJJ Core Japan)
神戸の芦屋から単身で参戦してきた為房は前回大会で三角絞めで一本負けも今大会ではスタイルチェンジを実践して優勝。


アダルト紫帯ミドル決勝戦
手良向一嘉 (トライフォース)
vs
Kim Jun Hee (トライフォース)
トライフォース同士の決勝戦でチームメイト対決を制した手良向は北海道大学の高専柔道経験者だ。


女子アダルト紫帯フェザー決勝戦
ヘナータ・ハルミ (INFIGHT JAPAN)
vs
浦辺里香 (トライフォース)
今大会の前日に無差別を制した浦辺だったが、この試合ではヘナータに2-4で敗れた。


ジュブナイル青帯フェザー決勝戦
大野智輝 (CARPE DIEM HIROO)
vs
永尾澪 (CARPE DIEM SENDAI)
広尾の大野と仙台の永尾のCARPE DIEM対決は大野が2-0で僅差の試合を制した。


女子ジュブナイル青帯ミドル決勝戦
吉永愛 (パラエストラ岐阜)
vs
関本未麓 (パラエストラ吉祥寺)
すでに他連盟ではアダルトでも優勝の実績がある吉永はワンマッチ決勝戦を絞めで極めて一本勝ちで優勝。

Photo and text by 橋本欽也/Kinya Hashimoto

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