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【JBJJF】「第8回東日本柔術選手権」女子レポート

今大会で特筆すべきポイントは女子カテゴリーの充実ぶりだった。

男子では試合がなかったアダルト黒帯で2試合が組まれたことを筆頭にアダルト茶帯では元DEEP JEWELSのアトム級チャンピオンの前澤智が試合復帰して柔術マッチを行っている。

また紫帯でもマスターで階級&無差別の試合があり、さらに青帯ではジュブナイル、アダルト、マスターと幅広い年齢カテゴリーのトーナメントがあったことも注目点だろう。

そしてこの青帯にもMMAで活躍中の永尾音波がエントリーしておりMMAと柔術のクロスオーバーは女子でも見られている。

これまで女子と男子では大会の参加エントリーやジムの会員比率などの割合で女子は1割未満だったと思われるが、今大会の事象を顧みるに、これからはその男女比率の女性の割合が増大していくと考えられる。

もちろんこれは歓迎すべきことで、今後も女子柔術家の増加と活躍を期待せずにはいられない。

 


女子アダルト黒帯ライトフェザー決勝戦
越後伊織(DRAGON'S DEN)
vs
深津佐和子(ダムファイトジャパン)
この試合は両者に膠着のペナルティが重なっていき、その累積で深津がDQの反則負け。だがペナルティは4-3で越後にもペナルティが入りまくっていたので正直どちらにも差はないだろう。
越後伊織vs深津佐和子の動画はこちら

 


女子アダルト黒帯オープンクラス決勝戦
内山裕規(CARPE DIEM)
vs
深津佐和子(ダムファイトジャパン)
過去幾度となく対戦している内山と深津だが、そのすべてで内山が勝利しており、今回もスイープからパス、そして腕十字を極め、6:36 一本勝ちで連勝記録を更新。
内山裕規vs深津佐和子の動画はこちら


女子アダルト茶帯フェザー決勝戦
岸田蘭音(パラエストラ千葉)
vs
前澤智(リバーサルジム東京スタンドアウト)
昨年12月にDEEP JEWELSのチャンピオンのままMMAを引退した前澤が柔術で復帰戦。1回戦を勝利も決勝戦で岸田のポジショニングの前に完敗。
岸田蘭音vs前澤智の動画はこちら


前澤に勝利して優勝の岸田は1回戦で澤田明子(DRAGON'S DEN)から絞めで一本勝ち、決勝戦も14-0という大差の判定勝ちでの勝利で圧倒的な試合内容だった。


女子マスター1紫帯ルースター決勝戦
向井奈津子(HOLO I MUA)
vs
黒川彩乃(OVERLIMIT BJJ)
ルースターとオープンクラスで同じ顔合わせの2連戦になった向井と黒川だが、階級別では15-2、オープンクラスでは2-2¥3-1で向井が2連勝を飾った。
向井奈津子vs黒川彩乃の動画はこちら


女子アダルト青帯オープンクラス決勝戦
日向野知恵(トライフォース)
vs
永尾音波(CARPE DIEM)
元プロボクサーの日向野と現役MMAファイターの永尾の対戦は日向野がバックマウントを奪うなどして6-0で勝利して優勝。日向野は階級別の試合はなくオープンクラスのみの参戦だった。
日向野知恵vs永尾音波の動画はこちら


女子アダルト青帯オープンクラス表彰台
優 勝 日向野知恵(トライフォース)
準優勝 永尾音波(CARPE DIEM)
3 位 渡辺瑠里子(アンビシャス柔術アカデミー)大吉風花(グレイシーバッハ)

 


女子アダルト青帯ライトフェザー決勝戦
岸野沙也加(DRAGON'S DEN)
vs
稲毛ゆか(総合格闘技STF)
3人巴戦で1回戦と決勝戦は同じ顔合わせの再戦となり、1回戦で腕十字を極めて稲毛から勝利している岸野が決勝戦でも勝利して2連勝、優勝を決めた。

 


女子アダルト青帯フェザー決勝戦
渡辺瑠里子(アンビシャス柔術アカデミー)
vs
永尾音波(CARPE DIEM)
ワンマッチ決勝戦のこの階級は渡辺が基本に忠実なクローズドガードを軸にしたガードワークで永尾の動きを封じて勝利、優勝を果たす。

 


女子ジュブナイル青帯ライト決勝戦
高本千代(高本道場)
vs
本庄あやな(CARPE DIEM)
ともに高校生の高本と本庄のライト&オープンクラスのワンマッチ決勝戦・2連戦は高本が階級別は腕十字、無差別は2-2/1-0で勝利して2連勝でWゴールド獲得。
高本千代vs本庄あやなの動画はこちら

Photo and text by 橋本欽也/Kinya Hashimoto

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