東日本選手権の翌日の5/22(日)、東京・錦糸町の墨田区総合体育館で開催されたのが記念すべき初開催となる東日本ノーギ選手権だ。
いまJBJJFはノーギ部門の活性化を目指しており、先月末に開催された全日本ノーギオープンに続き、首都圏で今大会を開催した。
今大会の開催に先だっては7月に全日本ノーギを開催することに加え、この全日本ノーギでは帯色別でのトーナメントを初開催することも併せて発表している。
この帯色別トーナメントは全日本ノーギで初採用されるが、いままでのようなビギナー・アドバンス・エキスパートのクラス分けのトーナメントも並行して開催されるとのこと。
これが今度どのような形で帯色別トーナメントとクラス分けトーナメントが分別されていくのかも興味深いところだ。
そして試合では全日本ノーギオープンでも優勝している米倉大貴と峯岸零弥の2人が今大会でも優勝しており、相変わらずの強さをアピール。
しかもこの2人とも決勝戦は一本勝ちで、さらに言えば米倉は巴戦の2試合を極めての優勝という盤石の試合ぶりだった。
7月には帯色別で初開催される全日本ノーギがあるので、そこにも米倉と峯岸のエントリーと活躍を期待したい。
アダルトエキスパートライトフェザー1回戦
坂本純 (トライフォース)
vs
橋本圭右 (フィジカルスペース柔術アカデミー)
マスター世代ながらアダルトでも活躍する坂本が橋本から変形のSTFのように足と首を極めてタップを奪った。試合時間は4:20、ベテラン健在を強く印象付けた一本勝ちだった。
アダルトエキスパートライトフェザー1回戦
米倉大貴 (IGLOO)
vs
橋本圭右 (フィジカルスペース柔術アカデミー)
全日本ノーギオープンでも極めまくりで優勝した米倉は好調を維持。今大会でもヒールフックのキレはさすがで2:41、ヒールフックを極めて橋本を一蹴した。
アダルトエキスパートライトフェザー決勝戦
米倉大貴 (IGLOO)
vs
坂本純 (トライフォース)
この試合でも幾度となく足関節を仕掛けた米倉だが坂本の鉄壁のディフェンスに阻まれ極めきれず。ならばとポジションを変えてバックからRNC狙いに路線変更し4:28 RNCを極め優勝を果たす。
アダルトエキスパートライトフェザー表彰台
優 勝 米倉大貴 (IGLOO)
準優勝 坂本純 (トライフォース)
3 位 橋本圭右 (フィジカルスペース柔術アカデミー)
アダルトエキスパートフェザー決勝戦
杉本孝 (Now Or Never)
vs
石田浩 (頂柔術)
ワンマッチ決勝戦だったこの階級はベテラン勢同士の顔合わせとなり、杉本がポジショニングで優位に試合を進めて10-4で快勝して優勝を決めた。
アダルトエキスパートフェザー表彰台
優 勝 杉本孝 (Now Or Never)
準優勝 石田浩 (頂柔術)
アダルトエキスパートライト決勝戦
峯岸零弥 (パラエストラ小岩)
vs
八木隆志 (今成柔術)
全日本ノーギオープンで全試合一本勝ちで優勝した峰岸はあの大会で鮮烈なインパクトを残したが、今大会でも試合開始直後に跳び付き腕十字を極めて瞬殺。0:44の秒殺一本勝ちで金メダル獲得。
アダルトエキスパートライト表彰台
優 勝 峯岸零弥 (パラエストラ小岩)
準優勝 八木隆志 (今成柔術)
女子アダルトアドバンスフェザー1回戦
青野ひかる (ストライプル新百合ヶ丘)
vs
坂本美香 (Fight Holic)
全日本ノーギオープン優勝の青野はレスリングをバックボーンとしており、ノーギはお手の物。この試合でも一方的にポジションを奪いまくり22-0で完勝し決勝戦進出を決めた。
女子アダルトアドバンスフェザー1回戦
坂本美香 (Fight Holic)
vs
日向野知恵 (トライフォース)
ギ・ノーギを問わず試合出場に積極的な日向野だが今大会では2-0で初戦敗退し、3人巴戦の1試合のみで姿を消した。この試合で勝利した坂本は決勝戦で青野との再戦に挑む。
女子アダルトアドバンスフェザー決勝戦
青野ひかる (ストライプル新百合ヶ丘)
vs
坂本美香 (Fight Holic)
1回戦と同じ顔合わせの決勝戦はまたも同じ展開で青野の独壇場で21-0で勝利したが、ここまでの点差ならば極めて勝って欲しいところだ。
女子アダルトアドバンスフェザー表彰台
優 勝 青野ひかる (ストライプル新百合ヶ丘)
準優勝 坂本美香 (Fight Holic)
3 位 日向野知恵 (トライフォース)
大会概要
2022年5月22日(日)東京都墨田区・墨田区総合体育館
大会名:第1回東日本ノーギ柔術選手権
Photo and text by 橋本欽也/Kinya Hashimoto
今後のJBJFの大会
6月 June | ||
26 | 第9回西日本柔術選手権(青・紫・茶・黒帯) | 大阪市立修道館 |
7月 July | ||
2 | 第10回全日本ノーギ柔術選手権 | 中央区立総合スポーツセンター |
9 | 第5回全日本マスター柔術オープントーナメント(男性/オープンクラス/全帯 女性/全カテゴリー) | 愛知県武道館 |
10 | 第5回全日本マスター柔術オープントーナメント(男性/階級別/全帯) | 愛知県武道館 |
17 | 第5回北陸柔術選手権 | 県営富山武道館 |
24 | 第1回全日本ノービス柔術選手権 | 港区スポーツセンター |
31 | 大阪国際柔術選手権2022 | 丸善インテックアリーナ大阪 |
8月 August | ||
11 | 第5回北日本柔術選手権 | 北ガスアリーナ札幌46 |
27 | 第8回全日本ブラジリアン柔術オープントーナメント | 墨田区総合体育館 |
28 | 第12回四国柔術選手権 | 徳島県立中央武道館 |