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【JBJJF】2021年の下半期にJBJJF公認アマチュア大会をやろうと思いました。その大会で優勝した選手達や過去に出場したレジェンド選手達に出場してもらって20周年記念プロ柔術大会を開催し盛り上げてもらいたいなぁと。|浜島邦明

日本ブラジリアン柔術連盟|JBJJFの浜島邦明常務理事にJBJJFの7月からの大会を振り返ってもらい、年内の方針と2022年の大会予定などを聞いてみた。



──久しぶりのインタビューとなりました。本日は、皆さんが気になっているJBJJFの今後の方針について教えて頂ければと思います。

はい!宜しくお願いします!

──まずは、7月11日の第5回南日本柔術選手権から約半年ぶりに大会を再開しました。各地でやってきた大会の印象を教えて下さい。

大変でしたけどやって良かったです。
昨年の10月の全日本マスター・11月の全日本で感染症予防対策の費用もあって参加費用が高かったんですよね。参加者がすごく少なかった。「もうJBJJFは終わった。」とかボロクソに言われて、あれは失敗だったと言われていますが、試行錯誤の時期でしたし、それが良い経験となりました。無駄ではなかったなと。
あの経験があって今年の7月からスタートダッシュできたと思っています。しっかりと感染症予防対策もできましたし。決して失敗も無駄も何一つなかったです。
また東京・神奈川、大阪に比べてその他の地方の方達が、新型コロナウィルス感染症についてすごく敏感だなあっていう印象を持ちました。

──こんな質問して良いのかわからないんですが、大会で新型コロナウィルスに感染したという報告はありますか?

今のところないですね。もし感染者が出た場合のマニュアルも用意しているのでしっかり対応はしようと思っています。

──地方は新型コロナの蔓延防止の対策で行政の指導で体育館が使えなくなっていましたね。

そうでしたね。やはり緊急宣言開けても駄目なところは駄目なようですし、体育館が使えないところが多いようです。地区別大会は、やっぱり県またぎは難しいようです。実は、JBJJFに「コロナを東京から持って来ないでください」と言った内容の匿名電話やメールがありました。7月の大会再開の時からずっとあります。

──そういったお声も寄せられていたんですね。

実際に東京・神奈川、大阪以外の都市の大会は、例年に比べると参加者が少なかったです。

──8月29日の九州柔術選手権(福岡県)・9月12日の沖縄柔術選手権は、行政指導で体育館の使用ができなくなって大会が中止になってしまいましたね。

そうなんですよね。残念でした。仕方ないことです。

──東京・神奈川は規制をかけないと集まり過ぎてしまうような状況だったんでしたっけ?

そうでしたね。感染症予防の関係で、体育館の使用時間内(20時など)で終わるように参加人数の規制をかけさせて頂きました。
大阪も沢山参加者が集まっていました。西日本選手権に関してはコロナは、関係なく台風の上陸によって中止になってしまいましたが。

──8月の全日本、9月の全日本ノーギ、全日本ノービスOP、全日本マスターという4大全日本ができたので目標は達成ですかね?

達成できました。さらに東西南北選手権もできましたし。

──2022年も同じペースでできればいいという感じですかね?

状況をみてって感じですね。地方大会ができるかできないかは未知数ですね。
あとはIBJJF(国際ブラジリアン柔術連盟)と連絡を取り合っていて、入国制限が解除されたらアジア選手権・アジアマスター&東京インターナショナルをやろうと言われています。

──IBJJFのスタッフも来てくれるんですね。

入国制限が解除されたらすぐに行くと言ってくれています。

──大会の運用の話なんですが、7月11日に東日本柔術選手権から再開し、無観客&選手に1名のセコンドが許された新しい様式で大会を行いました。そういった新様式に不慣れなこともあり、1名の選手に3名のセコンドがいたり、セコンド以外に撮影する人がいたりと大会進行をストップして注意する事態にもなりましたね。

そうですね。最初のうちはなかなか協力頂けない状況でしたが、大会を重ねて新様式・ルールが浸透しみんな守ってくれていましたね。

──それでは来月以降のお話も聞かせて下さい。11月からの大会はJBJJF主催ではなくIF-PROJECT主催でJBJJF協力という座組みでGroundImpact(グランドインパクト)を復活させた理由を教えて下さい。

コロナ禍に色々整理していたら、たまたま来年20周年だということに気付くきっかけがあったんです。せっかく20周年なので何かできないかなと思ったんですよね。
2021年の下半期にJBJJF公認アマチュア大会をやろうと思いました。そこで優勝した選手達や過去に出場したレジェンド選手達に出場してもらって20周年のメモリアルを盛り上げてもらいたいなぁと。

──もうエントリー開始しましたね。

はい、昨日から始まりました。道衣・ノーギとマスターは7まで募集をかけています。

──凄いマスター7(〜61歳)まで!

JBJJFでやれなかったことを実験的にやってみたいと思っています。それと今回申し訳ないんですが、オープンクラスはなしにさせてもらいました。なるべく参加する人を多くしたいのでそのようにさせて頂きました。ご理解下さい。

──緊急事態宣言は明けましたが、体育館の使用制限などはありそうですか?

そうですね。まだまだ感染症予防対策はしっかりやるように指導されています。

──まだまだ厳しい状況ですね。だいぶ感染者も減ってきましたが、クラスターなど起こしてしまうと柔術事態の評判を落としてしまいますよね。

だいぶワクチン接種も進んで、重症化する人が減ったようですよね。やはり万が一のことも考えなくてはいけないので本当に安全になるまでは・・・。専門家の人達は、第6波の話も出てますもんね。

──11月が6日にEAST、13日にWESTということで2大会ですかね。

はい、横浜と大阪ですね。

──全国的に休館していた道場も再開しているところが多いようですし、柔術が戻ってきた感がありますが、大会を全国で展開していくにはまだまだハードルがありますかね。

そうですね。正直、皆さんにご理解いただいて大会を全面的に再開するまでには至っていないかなぁと思います。東京を中心とした関東圏、大阪を中心とした関西圏で状況を見ながら11月12月はGroundImpactをやっていこうと思っています。
1月、2月の体育館は抑えているのでJBJJFでできるかなぁという期待もあります。それと同時進行でGroundImpactのプロイベントを行いたと思っています。本当は各地区で予選会みたいなことができたら盛り上がるんですけどね。その辺も状況をみてやっていければと思います。

──プロ大会の構想がまだ固まっていないかも知れませんが、どういった形で開催する予定ですか?

やっぱり今の状況だと配信がメインになるんではないかと思います。会場で見れる人は少人数のプレミアムチケットみたいな感じになるかなと。

──有料配信ということですね。

そうです。あとスポンサー様も募集しています。せっかく20周年なのでビックイベントにしたいと思います。余力があれば2022年内に2回、3回とできたら良いかなと。

──プロ大会に出場したい方はアマチュアに出たほうが良いということですかね?

もちろんそうです。良い成績、目立った活躍をすれば出場の可能性が高いです。それとJBJJFの全日本チャンピオンはもちろん出場選手候補です。ワンマッチ、トーナメントなどで対戦する感じになりますかね。「関西 vs 関東」や「MMA vs 柔術」などいろいろ夢が広がりますね。団体戦なんかも面白いですよね。

──最後にGroundImpactを出ようかなって検討してる方に浜島さんから一言をお願いします。また出場を後押しするような情報お願いします。

JBJJFではできない実験的なことにも挑戦したいと思います。GroundImpactでやってみてうまくいったことをJBJJFにも還元できたらなぁと思っています。マスター世代・女子を含めてより沢山の人に選手と一緒に新しい取り組みをしていろんな成功例を作っていければなぁと思います。
是非ご参加の程、お願いできればと思います。

──11月から再開するGroundImpactに期待しましょう。本日はありがとうございました。

ありがとうございました。


2021年11月6日 神奈川県・横浜武道館
『【公認大会】GroundImpact 2021 EAST(道着部門)』(https://www.jbjjf.com/upcoming-events/gi_e21/)
『【公認大会】GroundImpact 2021 EAST(NO-GI部門)』(https://www.jbjjf.com/upcoming-events/gi_e21_ng/)

2021年11月13日 大阪府・大阪市立修道館
『【公認大会】GroundImpact 2021 WEST(道着部門)』(https://www.jbjjf.com/upcoming-events/gi_w21/)
『【公認大会】GroundImpact 2021 WEST(NO-GI部門)』(https://www.jbjjf.com/upcoming-events/gi_w21_ng/)

Interview by 新明佑介/Yusuke Shinmyo

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