3日間開催で1000人以上もの参加者を集めた「デラヒーバカップ」から2週間後の10/16(日)に開催された今大会。
東京・錦糸町の墨田区総合体育館で行われたJBJJF「GroundImpact 2022」も4面進行で各マット80〜90試合という盛況ぶりだった。
この大会では数多くのMMAファイターたちの参戦が話題となっていたが、その中でも一番の注目を集めていたのは“ベイノア”のリングネームで活躍中の小川ノアだ。
小川は今大会より以前に白帯でローカル大会での優勝経験があり、今年にはアメリカ・ラスベガスで開催されたジウジツコンにもエントリーし、参戦予定だったが諸事情により試合は行わなかった。
そしてアメリカから帰国後にエントリーしたのが今大会で、小川が出場したのはアダルト青帯ミドルのトーナメント。
初戦を危なげなく勝ち上がったが、決勝戦では立技で翻弄され、11-2という大差の判定負けで準優勝に終わったが、試合後には「紫帯になるためにまた頑張る」と柔術大会の継続参戦の意向を示していた。
この小川以外にも多数のMMAファイターたちが出場していたので、今回はそういった選手たちの試合ぶりを紹介したい。
“ブラックパンサー”ベイノアのリングネームで空手〜キックボクシングを経てMMAで活躍中の小川ノア(Dragon's Den)が柔術参戦。1回戦はクローズドに苦戦するもパスガードして3-0で突破。
決勝戦では室谷勇汰 (リバーサルジム立川ALPHA)の投げ技に翻弄され、さらに寝技になるとバックマウントを奪われるなどして大量ポイントを献上し、11-2で敗北を喫し準優勝に終わるも柔術への継続参戦を宣言した。
アダルト青帯ミドル表彰台
優 勝 室谷勇汰 (リバーサルジム立川ALPHA)
準優勝 小川ノア (DRAGON'S DEN)
3 位 田谷真嗣 (ストライプル茨城)深澤新 (トライフォース)
優勝した室谷勇汰(むろたにゆうた)は、全国レベルの柔道強豪校明治大学附属中野高校時代にインターハイに出場。
明治大学法学部時代には名門日本拳法部で中栄大輔(拳王/プロレスリング・ノア)で尾川賢一(ボクシング前IBFスーパーフェザー級王者)の直接指導も受けている。
全国トップレベルのアスリートの柔術での活躍も期待大だ。
アダルト紫帯フェザーで優勝した井村塁(ネクサセンス)はパンクラスを主戦場にしている。今大会では1回戦を絞め、決勝戦はRNCを極めて優勝した。
上久保周哉(頂柔術)はアダルト茶帯フェザーにエントリーし、1回戦は絞め、決勝戦は腕十字でフィニッシュ。これまでの柔術マッチとは一転し、2試合とも一本勝ちで優勝を決めている。
これまでも柔術大会に出場していたが、なかなか優勝できていなかった黒部三奈(マスタージャパン)が悲願の初優勝。女子マスター1茶帯フェザーのワンマッチ決勝戦を7-0で制した。
“不良先輩”こと咲間宣人(ABLAZE八王子)はマスター2茶帯フェザーのワンマッチ決勝戦に勝利して金メダル獲得。咲間は11/7に後楽園ホールで開催されるFighting Nexusでの試合を控えている。
DEEPで数多くの試合を行っている関原翔(リバーサルジム東京スタンドアウト)はアダルト青帯フェザーに出場も1回戦敗退に終わり入賞できず。
女子アダルト青帯ルースター決勝戦はMMAファイター対決に。関原美月(古瀬美月・リバーサルジム東京スタンドアウト)と皆川杏佳(ちびさいKYOKA・トライフォース)は関原が皆川に2連勝して優勝。関原は11/12にDEEP JEWELSでミクロ級タイトルマッチに挑む。
すでに青帯で全日本王者にもなっている奥富夕夏(リバーサルジム新宿Me,We)が女子アダルト青帯ライトのワンマッチ決勝戦で6-0で勝利。青帯では盤石の強さの奥富はほぼ負けなしの戦績を誇る。
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Photo and text by 橋本欽也/Kinya Hashimoto
11月 November | ||
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20 | 第11回中国柔術選手権 | 岡山武道館 |
27 | 第15回関東柔術選手権(白・茶・黒帯) | 横浜武道館 |
12月 December | ||
10 | 第15回関東柔術選手権(青・紫帯) | 墨田区総合体育館 |
18 | 第14回関西柔術選手権(白・茶・黒帯) | 丸善インテックアリーナ大阪 |
25 | 横浜武道館 |