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【JBJJF】関東柔術選手権|黒帯・茶帯レポート


2020年秋の全日本開催以来、定期的に大会を開催している横浜武道館はいまやすっかりJBJJFの常打ち会場となった感がある。

この横浜武道館で11/27(日)に開催されたのが関東選手権だ。

関東選手権は帯色ごとに2回に分けての開催となり、初回となる今回は黒帯・茶帯・白帯が行われた。

ちなみに紫帯と青帯は12/10(土)に東京・錦糸町の墨田区総合体育館での開催となっている。

JBJJFが主催する首都圏の大会はこの横浜武道館と墨田区総合体育館での開催がほとんどで、この2会場の他にはごく稀に八王子エスフォルタアリーナでも大会が開催されている。

そんな横浜武道館では12/25(日)に2022年度の最終戦となるパンクラスが開催され、また2023年の開幕戦である「無差別選手権」もこの横浜武道館で1/22(日)に行われる。

ここまで頻繁に大会が開催されている横浜武道館はよほど使い勝手がいいのか、会場の確保が容易なのか、その真意はわかりかねるが、毎月もしくは隔月ペースで大会が開催されまくっているのは、それだけ大会が多くなったということ。

かつて平成では柔術の聖地といえば東京・浅草の台東リバーサイドスポーツセンターだったが、このペースで今後も大会開催が続いていけば令和の柔術の聖地はこの横浜武道館ということになっていくことだろう。



久しぶりの試合出場となった山田秀之 (トライフォース)が1回戦をアームロックで一本勝ち、決勝戦を横山大鋳 (スウェルズ柔術ジム)から8-0で勝利してアダルト黒帯ライトフェザーで優勝。


アダルト黒帯ライト決勝戦は3人巴戦で1回戦と同じ顔合わせに。樋口翔己 (パラエストラ吉祥寺)が卯都木豪 (CAVE)から1回戦をアドバンテージ差で、決勝戦は9:23 RNCを極めて2連勝。


オープンクラスにのみ参戦の八巻祐 (X-TREME EBINA)がアダルト黒帯オープンクラス決勝戦でパトリック・ケネス(Moving On Gym)から6-2で勝利して優勝を果たす。


マスター2黒帯ライトフェザー決勝戦はワンマッチ決勝戦で高橋俊彦 (パラエストラ吉祥寺)が金村零己 (トライフォース)を7-0で破る。安定した試合ぶりでJBJJFランキング1位を独走中。


いま最も精力的に試合出場している加古拓渡 (GSB)は今大会ではマスター2黒帯フェザーにエントリー。1回戦は絞め、決勝戦は川嶋和哉 (パラエストラ千葉)にトーホールドを極め2試合連続一本勝ちで極め切った。


マスター4黒帯Wゴールドのマルシオ・ヘイス (チェックマットジャパン)。ミディアムヘビー決勝は岡本孝昭(トライフォース)から、オープン決勝は石田浩 (頂柔術)に勝利している。


アダルト茶帯ルースター決勝戦のワンマッチ決勝戦はフィリピン人のナポリス・ケネス (ヒロBJJ)が優勝。ナポリスはフィリピンのマニラ出身で紫帯時代に来日し、現在は横浜のヒロBJJで練習中。


普段はフェザー級のダニーロ・ハマザキ (CARPE DIEM MITA)だが今大会は相手不在でミドルにエントリー。決勝戦は三浦寛喜 (PATO STUDIO)に2-0で勝利して優勝も、いつもの爆発力は見られず。


女子アダルト茶帯はどのカテゴリーもワンマッチ決勝戦に。ライトフェザーは倉持梨奈 (パラエストラ千葉)と澤田明子 (DRAGON'S DEN)の対戦で、倉持が8-0で快勝。


注目の実力者対決となった女子アダルト茶帯フェザー決勝戦、髙本奈月 (TATORU)vs守脇美友 (CARPE DIEM KAMAKURA)の一戦は髙本がバックテイク狙いでアドバンテージを重ね0-0/4-0で制した。


女子アダルト茶帯オープンクラス決勝戦はライトフェザー優勝の倉持とフェザー優勝の髙本のチャンピオン対決。試合は髙本がバックマウントを奪うなどして6-0で勝利しWゴールドを獲得。

公式結果/RESULT

Photo and text by 橋本欽也/Kinya Hashimoto

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