2025年3月30日、Asueアリーナ大阪 武道場において、第12回関西柔術オープントーナメントが開催された。
本大会は今年初めて大阪で行われる柔術大会であり、ジュブナイルからマスター6までの幅広い年齢層が参加した。
特筆すべきは、マスター6においてもトーナメント形式で試合ができる参加者があったこと、女子の試合も多数開催された。
また、最近の関西大会で目立つのは韓国人選手の参加の多さである。
無観客ということで、観客は試合を見ることのできない会場となっているが、静かな中にも熱い戦いが数多く見られた。
アダルト紫帯ライトフェザー級
〇和田隆 (GROUND CORE)
vs
×山下凌 (トライフォース柔術アカデミー)
ダブルガードからトップを選択した和田がまずはアドバンテージ1を得る。スパイダーガードで仕掛ける山下の足を払ってパスガードを狙う和田にさらにアドバンテージが入り後半へ。立ちにもどって再度ダブルガードからトップを取った和田にアドバンテージが追加。山下は終始クローズドガードやスパイダーガードを起点に攻め続けるが、点数には至らず、アドバンテージ差で和田が勝利をおさめた。
アダルト紫帯フェザー級
〇木村鯉斗 (Carpe Diem芦屋)
vs
×尾崎宗一郎 (Tokushima Escudo)
引き込んでクローズドガードから尾崎が攻め、木村のバックにつきかける場面もあったが、木村はうまく耐えてサイドに回る。パスガードをとりかえた木村にアドバンテージが入る。残り40秒で立ちに戻ると、ポイントを狙って激しくぶつかる両者。ここで木村が崩れた形ながら一本背負いを決めて念願の2点を奪取。そのままタイムアップとなり、木村が勝利をおさめた。
アダルト紫帯ミドル級
〇Moon Gunho (KWON ONE KOREA JIU-JITSU)
vs
×林陽太 (reversal gym osaka anne)
飛びつきクローズドガードでGunhoが林をクローズドガードの中に入れる。Gunhoはボトムから腕十字などを仕掛けるが、林はかわす。Gunhoは林の足をけりながら、スイープを決め、先制する。さらにパスガードも決め加点する。その後、林のニーリーピングの反則でDQとなり、Gunhoの勝利となった。
アダルト茶帯フェザー級
〇井田黎 (Impacto BJJ)
vs
×Hong Kwangseok (KWON ONE KOREA JIU-JITSU)
お互いの動きを探りながら、まずはKwanseokが引き込んでクローズドガードの中に井田を入れる。ボトムから仕掛けるKwanseokに対し、井田はニースライスなどでパスガードを狙う。スパイダーガードで仕掛けるたKwanseokのサイドに回りながら、井田がスイープを決めて先制する。その後、立ちに戻って引き込んだKwanseokに対応してスクランブルになる両者。一瞬でバックに回り、弓矢絞めをセットした井田が極めきり、勝利をおさめた。
アダルト茶帯ミドル級
〇Willian Saio (PATO STUDIO)
vs
×Kevin Humphreys (ブロウズ)
ダブルガードからすぐにデラヒーバガードを作ったSaioが、スイープまでもっていき、先制する。すぐにHumphreysもスイープし仕返し同点に。Saioがボトムになってクローズドガードを作ると、そこから仕掛けるが、点数には及ばない。お互いにアドバンテージを得て迎えた残り1分半、立ちに戻ってのダブルガードでSaioがアドバンテージを得て、リードする。さらにバックにつきかけたSaioがさらにアドバンテージを得る。最後まで激しい攻防を見せた両者だったが、アドバンテージさでSaioの勝利となった。
アダルト黒帯ミドル級
〇Hanhee Kim (Honjiujitsu)
vs
×岸本泰昭 (SISU MMA & BJJ)
ワンレッグのタックルを決めたKimが、まずは2点を先制する。倒れた岸本は足を取りにかかるが、Kimはうまくかわしていく。ボトムから攻める岸本をかわし、バックを取ったKim、エスケープする岸本にうまく合わせて弓矢絞めをセット、そのまま極め切って勝利をおさめた
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Photo and text by JBJJF