2024年12月22日(日)、福岡武道館にて「第16回九州柔術選手権」が開催された。
地方大会としては2024年最後となるこの大会は、一般入場・観戦が可能で、多くの柔術ファンが詰めかけることとなった。
幅広い年齢層が参戦し、ジュブナイルからマスター6までの幅広い年齢カテゴリーで対戦が組まれた。
地方大会としては珍しく、女子の対戦が多くあった点が注目される。
女性選手たちの熱い戦いが繰り広げられ、柔術の奥深さと多様性を感じることができた大会となった。
マスター1紫帯オープンクラス
〇濱田直斗 (ねわざワールド広島Knot)
vs
×則松亮 (マスタージャパン福岡)
序盤、ボトムから攻める則松に対して、濱田がパスガードを決めて、猛攻の口火を切る。何とかクローズガードに戻した則松を再度パスガードし、マウントまでもっていった濱田が10-0で勝利を果たした。
マスター1紫帯ライトフェザー級
〇小野太平 (ラペル)
vs
×野口雄基 (ねわざワールド)
序盤からラッソースパイダーなどでボトムから仕掛ける小野は、後転スイープを決めて2点を先制する。残り20秒となったところでさらにスイープを決めた小野が加点し、4-0で小野が勝利を果たした。
マスター1紫帯フェザー級
〇黒岩克知 (パラエストラ北九州)
vs
×中村文哉 (アクシス柔術アカデミー)
黒岩が小内刈りのような形でテイクダウンに成功し、2点を先制する。中村はクローズガードから攻めるが、黒岩がパスガードにいったところで中村が立ち上がり、そこに黒岩が突っ込んで再度テイクダウンに成功し加点する。この点差のままタイムアップとなり、黒岩が勝利をおさめた。
マスター1紫帯ライト級
〇Sangwoo Lim (John Frankl Jiu-Jitsu)
vs
×佐藤貴政 (DESTINY JIU-JITSU)
序盤からお互い点数を取りに積極的に動くが、点数には至らず、スコアレスのまま最終盤へ。最後の攻防でパスガードへの動きを見せていたLimにアドバンテージが入り、Limが勝利をおさめた。
マスター3紫帯フェザー級
〇村田浩一 (ラグナロク柔術)
vs
×楢﨑尚弘 (アクシス柔術アカデミー)
中盤までスコアレスのまま試合が進むが、村田がスイープを決めて2点を先制する。ボトムから攻撃する村田の動きが止まり、ルーチが累積して楢崎に2点が入り、同点となる。その直後、再度村田がスイープを決めて逆転、4-2で村田が勝利した。
マスター3紫帯ライト級
〇久賀弘喜 (BOHEMIANS)
vs
×田口了士 (マスタージャパン山口宇部)
序盤でワンレッグのタックルを決めた久賀が2点を先制する。その後、田口も逆転を目指して激しく動き続ける。久賀はそれをうまく交わし、2点を守り切って勝利を果たした。
マスター4紫帯ライトフェザー級
〇讃井一馬 (藤田柔術)
vs
×上村勇貴 (トラスト柔術アカデミー)
ボトムからデラヒーバガードやクローズガードで攻め手を作る上村に対し、讃井はパスガードをしかけながらも決まらない。スコアレスのままタイムアップとなったが、レフェリー判定で讃井が勝利を果たした。
マスター4紫帯ライト級
〇竹下盛重 (パラエストラ北九州)
vs
×宮下雄一郎 (パラエストラ北九州)
立ち技の攻防が多く続いた本戦、残り2分を切ったところで、巴投げのようなスイープを仕掛けた竹下にアドバンテージが入る。これが決勝点となって竹下の勝利となった。
25マスター4紫帯オープンクラス
〇田中秀一 (T-REX柔術アカデミー)
vs
×宮下雄一郎 (パラエストラ北九州)
田中が序盤から点数につながるポジションを狙うものの、アドバンテージどまりでなかなか点数につながらない。残り2分を切ったところで、田中が豪快にスイープを決めて2点を先制する。そこからサイドについた田中がアームロックを極めた田中が残り10秒で勝利をおさめた。
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Photo and text by JBJJF