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【MARIANASPRO】『マリアナスプロジャパン』試合レポート③

マリアナスプロジャパン、女子カテゴリーの試合をレポートしていく。

今大会には日本だけでなく海外から参戦してきた選手も数多くおり、それは女子カテゴリーでも同様だった。

既報の女子アダルト黒帯オープンクラス決勝も日本vsグアムの顔合わせだったが、茶帯では日本vs台湾のワンマッチ決勝戦の2連戦が行われている。

その試合では山田海南江がフェザーで、岸田蘭音がオープンクラスでそれぞれ一本勝ちを果たしている。

紫帯ではフェザー、ライト、オープンがそれぞれワンマッチ決勝戦で試合が組まれていたが、その中でライトとオープンクラスが日本vsグアムの対戦となっており、1勝1敗のイーブンの戦績に終わっている。

戦績的には海外勢よりも国内の選手たちが勝ち星を挙げていた印象で、改めて日本女子勢のレベルの高さが立証された形となった。

また今大会で勝利した日本勢の顔ぶれはこぞって6月にロサンゼルスで開催されるムンジアルに出場予定となっているので、日本の女子柔術家たちの世界での活躍ぶりも期待していいだろう。



女子アダル茶帯フェザー決勝戦
○山田海南江(IGLOO)
vs
×ドミ・フアン(TORNADO BJJ)
本来はルースターの山田だが来るムンジアルに向けて実戦経験を積むべく2階級上げてフェザーで出場も体格差を跳ねのけてマウントからのエゼキエルで一本勝ち。

FULL FIGHT】Kanae Yamada vs Domi Huang / MARIANAS PRO JAPAN 2023【ブラジリアン柔術】山田海南江 vs ドミ・フアン
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女子アダルト茶帯オープンクラス決勝戦
○岸田蘭音(RATEL GYM)
vs
×ドミ・フアン(TORNADO BJJ)
国内トップ茶帯の岸田はライトで一人優勝、オープンクラスでワンマッチ決勝戦。試合は絞めで岸田が一本勝ちしてWゴールドを獲得している。

FULL FIGHT】Kanon Kishida vs Domi Huang / MARIANAS PRO JAPAN 2023【ブラジリアン柔術】岸田蘭音 vs ドミ・フアン
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女子アダルト紫帯フェザー決勝戦
○ヘナータ・ハルミ(INFIGHT JAPAN)
vs
×砂川久美子(上野御徒町ブラジリアン柔術部)
マスター世代の砂川がアダルトにエントリーしヘナータに挑むも腕十字を極めたヘナータが返り討ちに。だが砂川のチャレンジ精神は素晴らしいことだ。


女子アダルト紫帯ライト決勝戦
○リズマ・フランセスカ(PUREBREDグアム)
vs
×アユミ・カナシロ(ボンサイ)
日本のアユミとグアムのリズマのライト&オープンクラスのワンマッチ決勝戦2連戦。ライトはアユミの隙をついて絞めを極めたリズマが一本勝ちで優勝

【FULL FIGHT】Ayumi Kanashiro vs Lizama Francesca / MARIANAS PRO JAPAN 2023 【ブラジリアン柔術】アユミ・カナシロ
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女子アダルト紫帯オープンクラス決勝戦
○アユミ・カナシロ(ボンサイ)
vs
×リズマ・フランセスカ(PUREBREDグアム)
階級別で敗れたアユミはオープンクラスでは慎重な試合ぶりで確実にポジションを奪っていき6-0で勝利。紫帯で実現したグアムvs日本2連戦は1勝1敗のタイスコアに終わった。


女子アダルト青帯オープンクラス決勝戦
○吉永愛(パラエストラ岐阜)
vs
×渡辺瑠里子(AXIS)
まだジュブナイルの年齢だがアダルトでも負けなしの快進撃を続ける吉永はフェザー&オープンクラスでWゴールド。オープンクラス決勝戦はRNCで一本勝ちしている。

女子ジュブナイル青帯オープンクラス決勝戦
○ニコリー・セキタニ(セキタニJJ)
vs
×ハファエラ・アユミ(INFIGHT JAPAN)
ジュブナイル青帯オープンクラス決勝戦は日系ブラジリアンの注目株同氏の初対決。まだ中学生のアユミが高校生のニコリーに挑んだが腕十字を極められ敗れる。ニコリーのテクニックが光った。


会場にはグアムに縁がある山本美憂も来場し大会に華を添えた。大会主催者のスティーブ・シミズとの歓談が実現し、今後も日本とグアムの橋渡し役となってくれることだろう。

3年ぶりの開催だったが大成功で大会を終わらせることができたマリアナスプロジャパン。これからも継続開催を目標にし、日本だけでなく韓国や台湾、フィリピンなどでも開催していく意向だ。

Photo and text by 橋本欽也/Kinya Hashimoto

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