マリアナスプロジャパン、最後の大会レポートはキッズの試合の数々を動画付きで紹介していく。
今大会を共催したASJJFはレギュラートーナメントでもキッズカテゴリーを同時開催しているのが常。
そのために大会ごとにキッズの成長ぶりがうかがい知れるのが興味深いこととなっている。
キッズカテゴリーの特徴の1つとして男の子と女の子の男女比の差があまりないことが挙げられる。
男女比の格差が9:1ほどにもなっている顕著なアダルトやマスターに比べ、キッズに限ってはそこまでの差ではないのはいい点だろう。
現状では年に1回の大会開催しかないJBJJFに比べ、ASJJFは定期開催されているキッズカテゴリー、今後も注目していきたいと思っている。
女子ジュニアティーン灰帯ライト決勝戦
笠井祈 / BLUE MAX
vs
ラエジア・ブラス / カーウソングレイシーグアム
ASJJFアジア王者の笠井に対し、引き込んでの腕十字を極めて瞬殺したラエジア。グアムのキッズもレベルが高い。
女子ティーン黄帯ライト決勝戦
ドミニキ・ナカタ / Impacto BJJ
vs
ハイリー・ウェバー / ハイツアカデミーグアム
中学生になって柔術よりもバスケに熱心なドミニキ。今大会では腕十字を極められて一本負けだがマイペースで柔術を続けて欲しい。
女子プレティーン黄帯ライトフェザー決勝戦
諏訪遊希 / X-TREME EBINA
vs
マリアナ・カオリ/INFIGHT JAPAN
2月に群馬で開催された北関東オープンに続いて連戦の諏訪とマリアナ。今回も諏訪が勝利して2連勝を飾った。
女子ジュニアティーン橙帯フェザー決勝戦
中川輝世羅 / ALMA FIGHT GYM HOMIES
vs
カリー・ガルシア / PUREBREDグアム
両者ともIBJJFパンキッズ王者という強豪同士の一戦はクローズドから腕十字を極めた中川が一本勝ちで制した。
女子ティーン橙帯フェザー決勝戦
吉永さくら / パラエストラ岐阜
vs
パク・シイェン / デラヒーバ
吉永愛の妹・さくらも姉と同様に活躍中。今大会でも1回戦&決勝戦の2試合とも一本勝ちで優勝を決めた。
ティーン橙帯フェザー決勝戦
クリスチャン・マツオ / カーロストヨタBJJ
vs
高本哲至 / 高本道場
1回戦で須田雄律、決勝戦で高本哲至という実績ある選手を連破して優勝したクリスチャン。キッズの中でも突出した実力を持つ。
プレティーン灰帯ライトフェザー決勝戦
パン・シンイェン / シンチュウBJJ
vs
青木真之亜 / CARPE DIEM Jiyugaoka
台湾から来日のパンは動きまくり極めまくりのアグレッシブな選手。青木からもパスガードから腕十字を極めて一本勝ちで優勝。
ティーン橙帯ライトフェザー決勝戦
坂田幸之助 / PATO STUDIO さかた・こうのすけ
vs
エンゾ・イマザト / カーロストヨタBJJ
多数のキッズが在籍するカーロストヨタBJJの中でも一番の有望株はこのエンゾで間違いない。連戦連勝で勝ちまくりの強豪だ。
Photo and text by 橋本欽也/Kinya Hashimoto