奥田照幸の柔術マニアックス シーズン2【1】
1990年代の象徴である"カーウソン・グレイシー柔術"について
JIU-JITSU NAVIに会員登録されている皆様、こんにちは。
エクストリーム柔術アカデミーの奥田照幸です。
御本人公認ではございませんが、"エジソン・カルヴァーリョ研究家"と名乗っております。
世界中の多くの方々にとって、エジソン・カルヴァーリョは"柔術家"としてよりも、"ヤワラの使い手"、イゴール・ホブチャンチンに簡単に殴り倒された"弱いヴァーリトゥード(以下VT)ファイター"として記憶されている事と思います。
私もかつてはそう考えており、その上グレイシーの悪口を言い、挑戦した彼が大嫌いでした。
しかし私は今では、そんなエジソンを90年代最高の柔術家、20世紀最高の組業師ではなかったかと考えています。
話が大いに脱線しそうですので、この話はまた別途とさせて頂きます。
今回、新明編集長の御厚意により、柔術マニアックスのシーズン2を書かせて頂く事になりました。
拙い文書ではございますが、また1年間お付き合い下さい、何卒宜しくお願い致します。
その時々で思い付いた事を自由に書かせて頂きます。
早速ではございますが、今回は私にとっての1990年代の象徴である"カーウソン・グレイシー柔術"について書いて行きます。
以前にも書かせて頂きましたが、私が柔術(グレイシー柔術→ブラジリアン柔術)を知った切っ掛けは以下のような経緯でした。
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