2024年11月24日(日)、大阪のAsueアリーナ武道場にて「PANCRASE JIU-JITSU CUP 2024 WEST」が開催された。
この大会は、言わずと知れた「PANCRASE」の名前を冠した大会として9月に東京で開催された「PANCRASE JIU-JITSU CUP 2024 EAST」に続き、今回は西日本(大阪)を舞台に、熱い戦いが繰り広げられた。
当日は、天候が晴れからにわか雨に変わり、気温も10度を下回るという冷え込む一日だったものの、多くの柔術家たちが集結。
遠征組を含む参加者たちによる白熱した試合が次々と展開された。
EASTにも多くのパンクラシストが出場して話題となったが、WESTにも第7代ミドル級キング・オブ・パンクラシストの竹内出選手が出場、オープンクラスでは優勝を果たしていた。
試合会場では、技術と戦略がぶつかり合い、観客を魅了する瞬間が何度も生まれた。
PANCRASEの名を背負うこの大会は、柔術の技術を競い合う場であると同時に、格闘技への情熱を共有する場にもなった。
アダルト紫帯オープンクラス
〇原田直人 (総合格闘技道場コブラ会)
vs
×Ronni Hideki Aquije Bullon (グレイシーバッハ)
引き込んでクローズドガードから攻め手を狙うBullonに対し、プレッシャー強くパスガードを狙う原田だったが、ガードも固くパスガードができない。一歩も譲らない攻防はスコアレスのままタイムアップ。レフェリー判定で原田の勝ちとなった。
アダルト茶帯フェザー級
〇栃澤欣之 (エクストリーム柔術アカデミー)
vs
×早嶋一貴 (ブロウズ)
力のぶつかり合いで点数が入らず迎えた中盤、早嶋が足をもって倒しに行ったところでアドバンテージを得る。早嶋がボトムから攻める中、栃澤がパスガードを狙って動く。タイムアップ後、アドバンテージが栃澤に入り、同点となったが、不服を示した早嶋にルーチが入り、ルーチさで栃澤の勝利となった。
アダルト黒帯ライトフェザー級
〇小林賢輔 (BOA SORTE柔術アカデミー)
vs
×松田広大 (ねわざワールド桜島)
序盤から積極的に攻める松田。中盤までにパスガードやスイープで19点を奪取すると、マウントから腕十字を極め切り勝利を果たした。
女子マスター1青帯ルースター級
〇寺島里恵 (パラエストラ東大阪)
vs
×磯辺弥月 (BJJこうち)
パスガードしようとした寺島をうまくスイープし、磯辺が2点を先制する。するとすぐに寺島もスイープとパスガードを決めて逆転、そのままラペラを使って十字絞めを極めて勝利を果たした。
女子マスター2青帯ルースター級
〇京極愛 (トライフォース柔術アカデミー)
vs
×大谷真子 (トライフォース柔術アカデミー)
トライフォース勢同士の対戦となった本戦、試合開始わずか3秒で足を持ちつつテイクダウンで京極が2点を奪う。大谷はクローズドガードから攻め続けるが得点には至らず。京極が逃げ切った。
女子マスター3紫帯ルースター級
〇尾崎加世子 (PATO STUDIO)
vs
×山脇香織 (パラエストラ天満)
ボトムから作る尾崎が、バック方向に体をずらしながら、オモプラータに入る。回転してエスケープに入った山脇だったが、そのまま尾崎が極めて勝利を果たした。
女子マスター3紫帯フェザー級
〇前田寿子 (ブロウズ)
vs
×秦文香 (PATO STUDIO)
開始直後に引き込んだ前田はそのまま三角絞めの体勢に。締めから逃れようとサイドに回ろうとする秦の腕をとらえると、アームロックを極め切り、前田が勝利を果たした。
女子マスター4青帯ライトフェザー級
〇楠本佳子 (アブソリュート岡山)
vs
×亀田めぐみ (PATO STUDIO)
引き込んだ亀田に対し、楠本がプレッシャー強くパスガードを狙う。パスガードを決めた楠本はそのままアームロックを極め切り、勝利を果たした。
◎こちらの大会映像はメンバーシップ限定公開となります。 メンバーシップのご登録はコチラから! / @jbjjf1997
Photo and text by JBJJF