シュレック関根のいいから寝とけ【第1話/全12話】
現代MMAに活きる柔術スタイル 《柔術家サトシ、クレベルがなぜMMAで成功したのか》
それはその柔術スタイルが最新トレンドを取り入れながらもベーシックで超攻撃的であったからに違いない。
俺も彼らと同じ時代に柔術の選手として試合に出続けていたが、丁度その頃ベリンボロや50/50など大きな技術革新があり、試合に勝つためにはそういった新しい技術や概念を修得する必要があった。 もちろん我がボンサイ柔術もメンデス兄弟などのATOSのトップ選手を招きいち早くその技術を学び、自分自身もトレンドにのって下手くそながらも試合でベリンボロを使ってみたりもした。
しかしサトシやボンサイ柔術総帥マルキーニョスはクラスのレッスンで生徒達にベリンボロなどのテクニックを教えこそするが自らが試合でそういった技を使うことはほとんどなかったように感じる。 特に膠着を誘発する50/50にははっきりと口に出して嫌悪感を表していたのを覚えている。
彼らのスタイルは
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