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【コラム】シュレック関根のいいから寝とけ【第6話】

シュレック関根のいいから寝とけ【第6話/全12話】

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常識を疑え

《思考停止の老害》
柔術だけでなく格闘技、いや、全ての事柄を学んでいく上で、ベーシックと言われる技術がある。
柔術で言えばオールドスクールと言われる技術だ。
高明な柔術家でも盲目的にオールドスクールこそが柔術と言い切り、モダンを否定する輩がいるがほんとバカだなあと思う。
老害ここに極まれりと言った感じ。

身近なところでいうと準備運動もそれに当たるかもしれない。

実際に10年くらいまで普通に静的ストレッチは行われていたが、現在では意味ないどころかデメリットの方が大きいとされている。
代わりに筋肉を温めるために動的ストレッチが良いとされ自分も取り入れたところ確かにスパーリングで一本目から動けるようになったし怪我も減った。
しかしスポーツ科学の進歩によっていつまた静的ストレッチのメリットが見直される時が来るかというのも否めないところ。

《柔術や格闘技においてオールドスクールを盲目に信じすぎるのは極めて危険》
昔とルールが変わっているということはそのルールに合わせたテクニックや戦術が新たに生み出される。柔術でいうオールドスクールとは何でもありの喧嘩的なものを想定したものであろう。
ガチガチにルールが定められた条件下で戦う試合においては決してベストではなく、ベターでもない。

ルールのある試合においては最大公約数のオールドスクールが間違いないと信じてしまうのは盲目的であり思考停止した老人、進化のないものの所業ではないか。

実は、武術的な観点から言ってもルール、所謂『定められたある条件下での勝利に向かって戦略戦術を試行錯誤すること』は正しいのだ。

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