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【SJJJF】全日本2021レポート:色帯のチャンピオンたちはプロ大会に続々と参戦決定


SJJJF全日本の色帯には将来有望な期待の若手選手たちの試合ぶりが印象的だった。

紫帯では愛知・名古屋から参戦してきた高杉魁(ALMA FIGHT GYM HOMIES)がルースターの1人エントリーからライトフェザーに階級を上げて試合に挑み、そのトーナメント3試合全てを一本勝ちして優勝した。

またオープンクラスにも出場し、本来はルースターという小柄な体躯ながら3位に入賞したのは素晴らしい戦績といえる。

青帯では昨年のJBJJF全日本で青帯初試合&初優勝した石井晴(トライフォース)が久しぶりに金メダルを獲得し、ライトフェザーで優勝、そしてオープンクラスでも準優勝と好成績を残している。

そして今大会の2週間前のASJJFアジアンでも青帯Wゴールドを達成した脅威の中学生・吉永愛(パラエストラ岐阜)は今大会でも再び青帯Wゴールドの快挙。

以上の3選手は年末の12/26にGENスポーツパレスで開催されるプロ柔術「ART」と来年1/9に都内某所で開催の配信大会「KIT4」に出場が決まっている。

高杉はARTに、石井と吉永はKITにそれぞれ出場予定となっており、普段とは違ったプロマッチでの試合ぶりも要注目だろう。


アダルト茶帯ライトフェザー決勝戦
近藤卓弥(バルボーザ)
vs
栃澤欣之(X-TREME柔術アカデミー)
JBJJF全日本を紫帯で制した近藤が茶帯昇格し、今大会で優勝。決勝戦は4:25 三角絞めで極めた。


アダルト茶帯フェザー決勝戦
鈴木和宏(トライフォース)
vs
山田大聖(OOTA DOJO)
昨年の同大会は紫帯で優勝している鈴木が今年は茶帯で出場し、7:39 腕十字で一本勝ちして2年連続優勝で連覇。


アダルト茶帯オープンライト決勝戦
山田大聖(OOTA DOJO)
vs
近藤卓弥(バルボーザ)
本戦で決着つかずでオーバータイムのサドンデスに突入した接戦をスイープで制した山田が優勝。


本来はルースターだが対戦相手不在でアダルト紫帯ライトフェザーに階級アップして試合に挑んだ高杉魁(ALMA FIGHT GYM HOMIES)。決勝戦は澤井雅登(トライフォース)から5:24 腕十字で一本勝ちで優勝。


高杉はオープンライトでも3位入賞の快挙。3位決定戦は渾身の力を込めた三角絞めを極め、銅メダル獲得。軽量級の選手でも無差別で戦えるのは確かなテクニックがあってこそだ。


アダルト紫帯フェザー決勝戦
田中智也(FIT)
vs
黒谷善行(EVOX BJJ)
この階級はワンマッチ決勝戦で、北海道から参戦の田中が愛知から参戦してきた黒谷を2:00 腕十字で一本勝ちして金メダル獲得。


ライト決勝戦&オープンライト決勝戦とも同じ顔合わせに。試合は2試合とも村瀬一晃(X-TREME柔術アカデミー)が田島直樹(OOTA DOJO)から勝利してアダルト紫帯Wゴールド達成。


今大会の2週間前に行われたASJJFアジアンでも女子青帯Wゴールドだった吉永愛(パラエストラ岐阜)は今大会でもWゴールド。まだ中学生ながらオトナに混じって勝利するのは驚異的だ。


ASJJFもSJJJFもキッズの色帯はアダルトカテゴリーであっても白帯で試合に出られないため青帯でのエントリーになっているが、それでもこうやって優勝するのは特筆モノだろう。


アダルト青帯のライトフェザー優勝&オープンライト準優勝の石井晴(トライフォース)。若干二十歳の伸び盛りの選手で柔道ベースの強靭なフィジカルと思い切りの良さが持ち味だ。


ASJJFとSJJJFはパラ柔術にも力を入れており、定期的に試合が行われているが、今大会では選手が一人しかエントリーせず不戦勝に。阿部武蔵(NRCDねわワ倶楽部)がアダルト青&紫帯ライトヘビーで一人優勝で勝ち名のり。

Phto and text by 橋本欽也/Kinya Hashimoto

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