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【SJJJF】「TOKYO MASTER 2021」レポート

日本にいくつかある柔術連盟のうち、最も新しいのが98年に第一回目の全日本選手権を開催したJBJJF(当時はBJJFJ)で、最も新しいのがSJJJF=スポーツ柔術日本連盟だ。

SJJJFは2018年に第一回目の全日本選手権を開催しており、今年で設立からまだ4年目という新しい連盟で、上位連盟にはASJJF=アジアスポーツ柔術連盟がある。

新たにできた連盟だけに独自路線での大会運営が特徴的で、年間ランキング1位の選手に奨励金を出したり、オンラインのテクニックライブラリーを作ったり、また高校生までの選手を対象とした「柔術甲子園」の開催など、常に新たな話題を提供している。

そんなSJJJFが新たに開催したのが近年増加の一途を辿るマスター世代のための「TOKYO MASTER」で、今大会は9/4(土)に墨田区総合体育館で開催された。

SJJJFは10月に全日本マスターの開催を控えており、それに先駆けて前哨戦的な位置付けで開催した今大会はワンマッチ決勝戦が多かったものの、マスター5まで試合が組まれ、三十路からアラフィフまで幅広い年齢層の選手が参加して日頃の練習の成果を見せていた。

今月末にはJBJJFも全日本マスターを3日間に渡って開催予定で、さらに11月にはマスターカテゴリーの最高峰大会であるワールドマスターもラスベガスで開催され、日本から出場予定の選手も多いと聞く。

マスター世代の柔術家の活躍の場は今後ますます増えていくのは必然のことだろう。


マスター2茶帯フェザーのワンマッチ決勝戦を腕十字で一本勝ちしたマルコス・モリ(LUDUS BJJ JAPAN)。
左足の大腿部から下が欠損している選手だが健常者と同じトーナメントに参戦し見事に優勝した。

 


「ポイントは関係ない。最後に極めればいいんだから」とマルコス。
その言葉通りにポイントで大量リードを許しながらも最後はしっかりと極めて一本勝ちはお見事。

 


マスター1黒帯ライトのワンマッチ決勝戦、パウロ・ヤギヌマ(OVER LIMIT BJJ)と工藤修久(禅道会小金井道場)の試合はオーバータイムの末に工藤が膠着でDQ。

 


三角絞めから腕十字のコンビネーションで一本勝ちした平田正孝(トライデントジム)が優勝。
マスター4紫帯ルースターのワンマッチ決勝戦を制した。

 


絞めを極めて女子マスター4青帯ライトフェザーのワンマッチ決勝戦を優勝した砂川久美子(上野御徒町ブラジリアン柔術部)。
テイクダウン&マウントの安定ぶりは盤石。

 


女子マスター3青帯ルースターのワンマッチ決勝戦で3:35 キムラを極めて一本勝ちで優勝した田村由里子(トライフォース新宿)。
パスガードのカウンターでキムラを極めた。

 


日系ブラジリアンのヴァグナー・タダ(INFIGHT JAPAN)がマスター2青帯フェザー&オープンライトを優勝しWゴールド。アグレッシブな試合ぶりで一本勝ちも多かった。

 


はるばる沖縄から参戦の玉城貴之(THEパラエストラ沖縄)はマスター3青帯フェザーで優勝、オープンライトはマスター2青帯にエントリーし3位入賞。

Photo by 橋本欽也/Kinya hashimoto

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