2025年修斗杯柔術選手権横浜大会では、数多くの熱戦が繰り広げられました。注目を浴びたのは、マスター6白帯ミドル級第3位に輝いた、漫画『キン肉マン』の作者であり柔術家でもある「ゆでたまご」嶋田隆司先生！試合への挑戦、柔術への情熱、そして漫画家としての感動的なストーリーを語っていただきました。この記事では、柔術家としての挑戦と「キン肉マン」への想いを込めたインタビューをお届けします。
JUJITSU-NAVI（以下、NAVI）：修斗杯柔術選手権2025横浜、マスター6白帯ミドル級第3位、キン肉マン作者、ゆでたまご嶋田隆司先生です。お疲れ様でした。
嶋田隆司氏（以下、嶋田氏）：ありがとうございました。
NAVI：まずは試合の感想をお願いいたします。
嶋田氏：やっぱりトライフォース高円寺で、仲間たちといっぱい作戦を練ってきたんですけれど、僕は、本当はマスター7で60代だったんですけれど、体重も70キロ台だったんですけれど、でもいけるやろうと、どうせおじさんばっかりやろうと思って、挑んだらもう見事にやられてしまいました。
NAVI：本来であればマスター7で、今回出ていただいたのがマスター6のミドル級、本来であればマスター7のライト級ということで、年齢カテゴリーも若いところに入っていただいて、階級も上に上げていただいて、そのチャレンジ精神で「いけるやろう」と言っていただいたのは、これは常にそういう気持ちを持ち続けている嶋田先生なのか、それとも柔術とか戦いになっちゃうと抑えきれなくなっちゃうのか、その点はいかがでしょうか。
嶋田氏：多分両方だと思います。やっぱり闘争心がありますので、いつも誰かと戦いたい。それは年齢関係なく、道場でも、自分より若くてでかい奴ともやってますので。そう言ったことからやっぱり自信はありました。
NAVI：キン肉マンの作者としてお伺いしたいのが、こうやってキン肉マンという、大人気な日本を代表するキャラクターを作って、今もなおその人気があって、それでもなお、キャラクターとは別に自分が戦っている気持ちというのどういう感覚なんでしょうか。
嶋田氏：最初は漫画の中で出てくる技がちょっと枯渇してきまして、それで自分で柔術を習ったら、もっとキン肉マンの中で新しい技ができるんじゃないかと思ったら、柔術にのめり込んでしまいました。沼にはまり込んでしまいました。そして今があります。
NAVI：嶋田先生には正道柔術の頃から柔術のことはもちろん携わっていただいていて、また久しぶりにこの歳になってさらに柔術をハマっていただいている方だと思うのですが。2回目というのは、その当時の正道柔術の時と、今というのは比べてみてどうでしょうか。
嶋田氏：全然違います。正道の時って本当に技術も少なかったですし、だから僕は単純に面白くないなと思って。で、小指たまたま打ってしまったんですよ。右手の。そして編集者、それから相棒の中井君に怒られて、それで一旦辞めたんです。そしたら柔術の熱がふつふつと再燃してきて、60越えてもう一回やろうと。
NAVI：インタビューしている選手に皆さんにお伺いしているのが、今後の試合のご予定などをお伺いしているんですけれども、何か今年また試合出ようかなと思っているとかあったら教えていただけますか。
嶋田氏：はい。年齢と今度は体重が合う大会があったら出たいです。絶対に。一月一回くらいは試合したいです。
NAVI：一月一回ってなかなかですけど、それくらいのポテンシャルというか意気込みがあるということですね。では、最後にですね、格闘技やっている人間かなり多いと思うんですけど、ファンの方に、柔術関係者でもかなりキン肉マンファンが多いんですけど、ファンの方とかに、自分が試合出たこと含めてメッセージをいただければと思います。
嶋田氏：本当にキン肉マンというのは、今までこんなに大きくなったのは、本当に読者のおかげなんですよ。だからその読者の今度はお返しをしたいなというので、やっぱり柔術、応援させていただこうかなと。これからも。自分も試合出て、もっともっと盛り上がってほしいなと。今日もいっぱい写真撮ってくださいという親御さんが多かったので。
NAVI：ありがとうございました。マスター6白帯ミドル級第3位嶋田隆司こと、ゆでたまご先生でした。
【JBJJF 修斗杯柔術選手権2025 横浜】
｜｜｜スペシャルインタビュー｜｜｜
大人気漫画『キン肉マン』の作者であり柔術家の嶋田隆司先生こと「ゆでたまご」先生、試合への挑戦！
マスター6白帯ミドル級第3位
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|| 嶋田 隆司 ||
大人気漫画『キン肉マン』の作者として知られる「ゆでたまご」嶋田隆司先生は、60歳を迎えてから本格的にブラジリアン柔術に挑戦。
60歳で「JBJJF全日本マスター柔術選手権」に初出場。
彼の柔術への情熱は、年齢を理由に挑戦をあと一歩踏み出せない人々に勇気と希望を与える、まさに“リアルキン肉マン！”
JIU-JITSU NAVI | 柔術ナビ
@jiujitsunavi
