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【インタビュー】須田家では柔術が家族のコミュニケーションツールになっているのですね。「そうですね、いつの間にかジムも作っちゃいました(笑)」|須田智行、須田萌里

8月8日(日)神奈川県横浜市・横浜武道館で開催された『JBJJF第22回全日本ブラジリアン柔術選手権』。
今年で22年目となった歴史と伝統と権威のある大会で”JBJJF全日本”に親子で出場する選手がいた。
須田智行(すだ ともゆき/父/アダルト黒帯ミドル級)・萌里(もえり/娘/女子ジュブナイル青帯ライト級&オープンクラス)だ。
父の智行さんは、大阪府吹田市にある『SCORPIONGYM SENRI』の代表として日々大人や子供に柔術やMMAを指導している。
娘の萌里選手は、幼少期からその父親に格闘技の指導を仰ぎ、柔術の試合だけでなく昨年DEEP JEWELSでMMAデビューした。
そんな2人に話を聞いてみた。



──7・18DEEPに続き、今回8・8 JBJJF全日本にも親子揃っての出場でしたがいかがでしたか?

智行:まぁ僕は付き添いなので。
萌里:階級別は負けちゃったけど、オープンで優勝できたのでよかったです。

父の須田智行(SCORPION GYM)は、初戦でグラント・ボグダノフ(クサノチーム)と対戦し、エスティマロックで1本負け。グラントはその後2回勝って優勝した。

須田萌里(SCORPION GYM)は女子ジュブナイル青帯オープンクラスをライト級で敗れた高本千代(高本道場)に勝利し優勝。

──階級別で高本千代選手(高本道場)に負けてしまったのはどうしてだったのでしょう?

萌里:前回も同じことで負けていて、それが来るって分かってるのに対策できてなくて、それで負けてしまいました。
智行:もともと1階級下なので、相手にアドバンテージがある中でよく頑張ったんじゃないかなと思います。


試合レポートはこちら

──萌里選手は何歳から柔術をしているのですか?

萌里:小5?
智行:小6ぐらいです。
萌里:いま17なので、6年ぐらいです。
智行:7年やってるんちゃう?

幼少期の萌里選手

──17歳だとお父さんのことを嫌がったりがありそうですが須田家ではないですか?

萌里:あんまりないです。
智行:今のところないです。

──幸せですね。

智行:はい(笑)。そういう年頃ですけど、毎日練習やってますし関係ないですね。僕は柔術は10年ちょっとぐらいです。もう1人弟がいて、そっちを先に教えてたらお姉ちゃんがやり出した感じです。弟はいま小6です。

──では須田家では柔術が家族のコミュニケーションツールになっているのですね。

智行:そうですね、いつの間にかジムも作っちゃいました(笑)。

──先日は2021年7月18日に行われた「DEEP大阪IMPACT2021」でMMAでの親子同時出場がありました。

智行:高校生になったらちょっと柔術が出る機会が少なくなるということで、MMAにも挑戦してみようかっていう話で誘って。僕がもともとMMAから柔術に入ってきたものだったので。

──なかなか娘にMMAを勧める親御さんもいらっしゃらないと思います。

智行:変やって言われます(笑)。でも、頑張る気があるんだったらやらせてあげようっていう。

──どちらが楽しいですか?

萌里:勝った時に気持ちいいし、注目されてるからMMAの方が楽しいです(笑)。今後はMMAも柔術も両方頑張りたいです。
智行:僕もつられてMMA出ちゃったんですけど、これからもついていきます(笑)。親子で出たのはDEEPの20年の歴史の中で初だそうです。

──今後もMMA親子同時出場は?

智行:まぁ機会があれば(笑)。柔術ではもうずっと一緒に出てるので。

↓↓【DEEP史上初】親子で同大会に出場する須田親子に密着!

──では、これからの意気込みを最後にお願いします。

萌里:なんやろう……頑張ります(笑)。
智行:そのままやん(笑)。明日からも関東に残って、MMAと柔術の練習をいろんな道場を回ってさせてもらいます。今回に合わせてジムの盆休みを先取りしてきたので、しっかり練習しないと帰れません(笑)。

萌里のオープンクラスでの決勝の1本勝ちが、柔術プリーストのJBJJF全日本2021 BEST SUBMISSION女子に選出された。

↓↓【柔術プリースト】# 472:JBJJF全日本2021 BEST SUBMISSION Part.2【ブラジリアン柔術】

Interview by 長谷川亮/Ryo Hasegawa
Photo by 須田智行、JAIRO YAMAMOTO、Jiu Jitsu NERD、橋本欽也、八木沼志保

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