ASJJF主催のジャパンカップは11/20-21の2日間に渡り、静岡県湖西市の湖西アメニティプラザにて行われた。
大会初日はノーギとアダルト、2日目はキッズとマスターが行われ、日系ブラジル人を中心に多数の選手がエントリーしていた。
コロナ禍にあっての大会開催だが、ここは首都圏から離れていたこともあり、感染対策はやりつつも規制は緩やかな印象で、以前の賑やかさを感じさせる大会だった。
今大会には東京からレダ・メブトゥシュとクリスチャン・マテウスの黒帯コンビが遠征出場しており、クリスチャンは黒帯デビュー戦を行った。
結果的にいえば階級&無差別ともレダ&クリスチャンが決勝戦をクローズアウトし、1&2フィニッシュ。
特にクリスチャンは黒帯デビューとは思えないパワフルさでヤスヒロ・クーニャから腕十字を極めるなど、すでに黒帯トップクラスの実力があることを見せつけていた。
この活躍でレダは年末に開催されるASJJF主催のプロ柔術「ART」への出場が決まっており、その対戦相手の発表が待たれるところだ。
東京から遠征してきたレダ・メブトゥシュ(CARPE DIEM)。アダルト黒帯のウルトラヘビー&オープンクラスで2試合を行い、どちらも一本勝ち。この活躍ぶりで12/26に開催されるプロ柔術「ART」出場が決まった。
今大会が黒帯デビュー戦のクリスチャン・マテウス(AXIS)はASJJFアジアンでギ&ノーギの茶帯クアドラプルゴールドを達成しての黒帯昇格。今大会ではヤスヒロ・クーニャを腕十字で極めるなど、すでに黒帯トップと遜色ない実力を見せた。
階級&無差別ともレダ・メブトゥシュ&クリスチャン・マテウスでクローズアウト。レダはCARPE DIEMでクリスチャンはAXISだが、たまに一緒に練習しているとのことで、試合は行わずシェアしている。
アダルト黒帯オープンクラス表彰台
優 勝 クリスチャン・マテウス(AXIS)
準優勝 レダ・メブトゥシュ(CARPE DIEM)
3 位 ヤスヒロ・クーニャ(ブシドー)
アダルト紫帯ライトフェザー優勝の"ドゥンガ"ことペドロ・ナカノ(EVOX BJJ)。ムンジアル出場時のテストとして減量してライトフェザーに出たが、計量も無事にクリアし、決勝戦はフットロックで秒殺し一本勝ち。
ドゥンガと同じくムンジアル出場を控えたダニーロ・ハマザキ(CARPE DIEM)も地元・浜松に近いため、遠征出場。今大会は古巣・EVOX BJJ所属で参戦し、フェザー級の2試合を一本勝ちして圧勝してのトーナメント制覇。
前回の湖西大会にも出場していた内山拓真(ボンサイ)だがMMAメインの選手だけに柔術では勝ち星に恵まれていなかった。だが今大会ではフェザー決勝こそダニーロに極められるも続くオープンクラスでは3試合を勝ち抜いての金メダル獲得。
レダ&クリスチャンが欠場したノーギはマスター部門でレアンドロ・クサノ(クサノチーム)が階級&無差別でWゴールド。だが試合中に肩を負傷しオープンクラス決勝はエヴェルトン・アサオ(Impacto Japan BJJ)相手に苦戦し2−0で辛勝。
Photo and text by 橋本欽也/Kinya Hashimoto