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【GroundImpact】GroundImpact 2021 WEST黒帯レポート①|アダルトフェザー級、マスター3ライトフェザー級

11月13日(土)大阪府大阪市中央区大阪城・大阪市立修道館で開催された主催:IF-PROJECT・協力:日本ブラジリアン柔術連盟『GroundImpact 2021 WEST』。

当日開催されたアダルト・マスター黒帯の試合を紹介する。

第一弾は、アダルト黒帯フェザー級とマスター3黒帯ライトフェザー級のレポートを掲載する。

まずはこの日唯一のアダルトのカテゴリーでの黒帯はライトフェザー級で3名の変則巴戦となった。

初戦は、鹿児島から単身乗り込んできた梅田皇輝 (ねわざワールド桜島)vsジョン・ホンメル (トライフォース柔術アカデミー)という組み合わせとなった。
両者ともにスタンドに自信があり、テイクダウンの攻防が続く。ジョンが引き込みからのエレベータースイープで均衡を破った。梅田がすぐに立ち上がりパスガードを試みるがジョンがクローズドガードに閉じ込める。梅田がガードから変形のしットアップスイープ+マウントポジションでがっちり抑えポイントをリード。最後まで守り切り梅田が勝利した。

敗者のジョンが、反対トーナメントの小林賢輔 (G-FREE)と対決。2人はトライフォース大阪のコンペティションクラスで練習を重ねているようで手の内を知った仲だ。
小林のガードワークが冴え渡り、スイープを重ねる。ジョンも反撃を試みるが完封され小林が勝利。

決勝は、梅田vs小林となった。
ボトムからのスイープ狙いの小林とトップからのパスガードの梅田という攻防となった。
小林が上下左右に揺さぶりをかけるが、梅田が抜群のバランスで耐える。
しかし小林のスイープが決まり始める。


梅田が、スイープ・パスガードを成功させるが小林が常に先手を取る展開が続く。


ポイント10-0で小林が勝利した。
小林の巧みなガードワークが印象的な試合だった。

アダルト黒帯フェザー級
優 勝 小林賢輔 (G-FREE)
準優勝 梅田皇輝 (ねわざワールド桜島)
3 位 Hommel John (トライフォース柔術アカデミー)

アダルト黒帯フェザー級の試合動画はこちら


マスター3黒帯ライトフェザー級もアダルト同様3名の変速三つ巴戦となった。

初戦は、大阪柔術界の重鎮でIBJJFアジア王者、IBJJFワールドマスター準優勝と抜群の実績を残してる吉岡広明 (パラエストラ和泉)vs稲毛雄一 (西神BJJ)となった。
吉岡の猛攻を粘り強く凌ぐ稲毛といった展開となり、ポイントが入らない展開。
終盤は、吉岡がラバーガードに稲毛を捕らえカラーチョークで攻め立てる状況で試合終了。アドバンテージ差で吉岡が勝利した。

敗者の稲毛が反対ブロックの加藤壮一郎 (トライフォース柔術アカデミー)と対戦。
加藤のデラヒーバフックからのスイープを稲毛がギリギリで耐え、その後バックテイクを狙う加藤を背負い投げ気味に前方に投げ完全なバックを取らせない稲毛。
加藤が背中越しからのストレートアームロック、三角絞めと波状攻撃をかけるが稲毛がギリギリでエスケープする展開が続くが、ポイントでリードした加藤が勝利。

決勝は、吉岡vs加藤となった。

マスター3の対戦だがバリバリのアダルトのような常に攻め続ける両者の目まぐるしい攻防のある試合となった。
また吉岡のフットロック、ニーバー、ベリンボロのプレッシャーが強く加藤が攻めあぐねる場面があった。
最後が加藤のパスガードのアドバンテージが入り、ポイント2-2、アドバンテージ1-0とシーソーゲームを制して加藤が優勝を飾った。


両者は、青帯時代にスパーリングしたことがあったようだがこの日まで試合での対戦はなかった。
20年数年ぶりに組み合った2人の試合は見応え十分の好勝負となった。

マスター3黒帯ライトフェザー級
優 勝 加藤壮一郎 (トライフォース柔術アカデミー)
準優勝 吉岡広明 (パラエストラ和泉)
3 位 稲毛雄一 (西神BJJ)

マスター3黒帯ライトフェザー級の試合動画はこちら

Photo and text by 新明佑介/Yusuke Shinmyo

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