お盆の初日である8/11(祝)に神奈川県関内の横浜武道館にてSJJJF主催の「KANTO OPEN」が開催された。
KANTO OPENと英字表記ながら、KANTO=関東というのとで、首都圏から多数の選手が参戦していた。
最近のSJJJF主催大会ではアダルト部門は紫帯までが充実しており、今大会も日本在住の米兵柔術家たちが多数参戦して大会を盛り上げていた。
そのアダルト紫帯はギ&ノーギとも外国人選手たちが表彰台の大多数を占め、相変わらずの強さを見せている。
また女子では10代のキッズ柔術家たちが活躍し、アダルト青帯では吉永愛が、ジュブナイル青帯ではニコリー・セキタニがそれぞれ優勝を果たしている。
今大会を主催したSJJJFはこれからは地方大会の開催に注力し、今月末には九州、来月は北海道、再来月は山口と、首都圏以外の大会開催が予定されている。
そして下半期のビッグマッチとして11月には愛知県でASJJFアジアオープンの開催が決まっており、その大会が久しぶりのASJJF主催大会として行われることとなっている。
ノーギ・アダルト紫帯ウルトラヘビー決勝戦はセス・サレット(UPRISING)とボビー・ヤマシタ(佐世保基地)の対戦。過去に敗れているボビーにリベンジしたセスが優勝。
ノーギ・アダルト紫帯オープンクラスはボビー・ヤマシタ(佐世保基地)が優勝し、準優勝 谷口実(RBアカデミー)。3位にシーザー・ゴンザレスとセス・サレットのUPRISINGコンビが入賞した。
アダルト紫帯ウルトラヘビーで優勝したベルトラン・ケーナ(ねわざワールド小江戸)はスペインとアイルランドのハーフ。決勝戦でボビー・ヤマシタ(佐世保基地)に勝利もオープンクラスではリベンジされ準優勝に。
大会常連の大野智輝(CARPE DIEM)は階級別はアダルト青帯ライトフェザーにエントリーし、ワンマッチ決勝戦で一本勝ちで優勝を果たした。
だがジュブナイル青帯オープンクラスでは1回戦で高橋瑞希(Crowforest)にまさかの一本負けを喫すアップセット。大野に勝利した高橋は決勝戦で相手のDQで反則勝ちし優勝している。
今大会で唯一の黒帯トーナメントとなったマスター3黒帯フェザーは山田悦弘(Holoimua)が盤石の強さで優勝し、8/28に開催の「KIT5」の賞金トーナメント出場に弾みをつけた。
女子アダルト青帯ライトで優勝の吉永愛(パラエストラ岐阜)は得意の腕十字を極め一本勝ちでトーナメント制覇。JBJJFではジュブナイル青帯、SJJJFではアダルト青帯で試合出場している。
女子ジュブナイル青帯ライトフェザーのワンマッチ決勝戦を制したニコリー・セキタニ(セキタニJJ)は木村由菜(アラバンカ)からパスガード&ニーインザベリーなどを決め9-2で優勝。表彰台で緑帯に昇格した。
SJJJFの上位組織であるASJJF(アジアスポーツ柔術連盟)主催のアジア大会として開催されるアジアンオープンは11/5-6の2日間、愛知県の青山記念武道館で行われる。渡航制限次第ではあるがアジア全域から参加者があることを期待したい。
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MAT 1
Photo and text by 橋本欽也/Kinya Hashimoto