NEWS ALL

【IBJJF】世界柔術・ムンジアル2021:ジュブナイル紫帯Wゴールドのコール・アバテとは?!

昨年のアメリカングラップリングシーンでその名を轟かせたのがコール・アバテだ。

コールはメンデス兄弟率いるAOJの紫帯で、まだ若干17歳のティーンエイジャー。

当初、ムンジアルにはジュブナイル2青帯にエントリーしていたが、大会前にギィ・メンデスより紫帯を巻かれて、ジュブナイル紫帯にカテゴリー変更をしている。

だがムンジアルではコールのカテゴリーには対戦相手が不在で階級&無差別とも試合なしで1人優勝となり、戦わずしてWゴールド獲得となった。

 


ムンジアル開催の直前の12/3にコールは紫帯に昇格。
帯の授与者はギィ・メンデスだ。

このムンジアルの前にはグラップリングで数々のタイトルを手にしており、最も大きなタイトルだったのがADCCのイーストコーストトライアル優勝だろう。

ここでコールは当時はまだ16歳のジュブナイル青帯だったにも関わらず、黒帯世界王者のエステバン・マルチネス 、EBI王者のジョン・カレスタイン、キース・クリコリアンらに勝利してADCC本戦への出場権を獲得している。

そのADCCイーストコーストトライアルの前にはフローグラップリングが主催するグラップリングイベントのWNOでは10thプラネットのトップ黒帯であるジオ・マルチネス に勝利するというアップセットを演じて、一気にその名を知らしめていた。

このようにノーギ・グラップリングでは帯色が関係ないため、まだ色帯のコールでもトップレベルの選手たちと試合することが可能で、数々の輝かしい戦績を残している。

しかしギありの柔術では帯色別でしか試合ができないため、すでにトップ黒帯たちに勝ち続けているコールでも、2021年12月に紫帯を取得したので、帯の修了年数の関係で最短でも来年の6月までは紫帯で試合をしなければならない。

今年からはアダルトで試合をしていくコールだが、これまでの実績から顧みるに、紫帯では敵なしの快進撃をしていくのは明白だ。

コール・アバテ、この名前は覚えておく必要があるだろう。


今年9月、ラスベガスで開催されるADCC本戦に北米代表として出場するコール。
これまでの最年少優勝記録はハファ・メンデスの19歳だったが、その記録を塗り替える可能性は大いにあるだろう。

Photo and text by 橋本欽也/Kinya Hashimoto

NAVI PLUS ログイン

マイページ

会員登録する
パスワードをお忘れの場合はこちら

カテゴリー